「僕の大好きな妻!」#5~#7を観て

ネタばれがあります。視聴予定の方はお気をつけください。

 お仕事編ということで、発達障害のある知花がアパレルで派遣として働く姿が描かれました。売り上げで貢献できたものの、いろんな問題を起こし、クビになってしまいますが、店長に発達障害があることをカミングアウトして、再び働けることになります。

 店長のシングルマザーとしての働き方や知花の夫・悟の先輩が漫画家アシスタントを辞めるかどうかも描かれました。

 知花が同僚に「普通に言って理解できない人とは一緒に働けない」と言われてしまいますが、その同僚が店長に「売れ残りの商品に値下げシールをバーコードがきちんと隠れるように、きれいに貼ってくださいって、そこまで言わないといけなかったですか?」と詰め寄っていて、まさにそうなんだよなあと。

 私も障害が疑われる人と仕事をしたことがありますが「シールをはがして、その上からこのシールをキレイに貼ってください」と実際に作業を見せてお願いしたのですが、シールをはがさず、上からシールを貼られてしまいました。何で指示通りシールをはがさなかったのか聞いたら「シールをはがすと汚くなるから」と言われました。

 その人の場合は、横で作業を見守りダブルチェックをすべきだったのです。でも障害者雇用ではなく、本人がカミングアウトしている訳でもなく、立場的にはパートの私より上の契約社員。結局、その人はいろんな部署にたらい回しにされ、無断欠勤が続きクビになりました。

 カミングアウトに関してはいろんな考えがあると思いますが、私はした方がいいと考えています。

 現に軽度知的の長女は、障害者雇用で一般企業で働いて6年経ちます。障害者雇用でなければ、介護の仕事をしたいという娘の夢は叶わなかったかもしれませんし、働き続けるのも難しかったかもしれません。

 最初から障害者だと分かっているからこそ、評価のハードルが低くなり「頑張って働いていますよ。新しいことを覚えるのが誰よりも早くて助かります」などとかなり誉められます。娘自身も誉められたことを話してくれ、自信に繋がっています。

 知花のように手帳を持ちながら一般雇用で働くとなると、カミングアウトだけでは難しいと思います。給与が同じであれば結果を出さないと一緒に働く人たちの不満に繋がるからです。知花の場合は、接客スキルの高さでカバーできそうですが、最終回はどうなるのか楽しみです。

 

 

 

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