大失敗からの痛い学び

メルボルンの冬は、寒くて雨が多いのが難点。

今週は天気も酷かったので、家にこもって勉強の一週間。

ちょっと気分が乗らなかったけど、エクササイズをYouTube見ながらやったり、食事をヘルシーなものにしたりと頑張ったぞ。

メルボルンは世界一、長いロックダウンを経験した都市。ステイホームが長すぎて、気分を切り替えるのは難しくなってきているような気がします。

そして、PCとにらめっこしながらHMRのケーススタディーをやり始めました。薬剤師としての新しい資格を取るための勉強。難しいけど、なんだか楽しいぞ。

そして、Radical remissionという本をオーディオブックで聞き始め、同時に乳がん治療中YouTuberのミミポポさんの動画を見まくった一週間。

私は宗教的では全くないのですが、目に見えない力というのは存在すると思っています。だからと言って治療を否定したり、信仰宗教にのめりこむのは良くない。

治療を頑張ることも大事だと思うし、同時に奇跡はあるんだな、治るっていう確信も大事なのではと強く思う。私の場合は、旦那がリンパ腫であることが分かった時、これは神様が彼に与えたミッションなのだと自然に受け取れた。不安と疲れで頭がクリアじゃないけど、たぶん無意識的にYouTuberミミポポさんの言っている『絶対治るっていう確信』も、私の中のどこかにあるのだな、と思った。神様は、そう簡単に彼を連れて行かない。ミッションを達成するまでは。そう思えた。

彼の心のサポートがしたくて、そのオーディオブックの内容を少しシェアしようと話してみた。

頑張っている彼に、少しでも元気をあげたいな、なんて軽く思って話した。

でも、結果、私の予想は大外れ。

逆切れされてしまったのです。

『他人の話を聞くのはいい、でもそれが結構完治が望める種類の癌だったり、癌と言っても色々あるでしょ。治療法がない種類だってある。しかも、その話を利用して本を書いて有名になっている人もいる。治る癌の人はいいよな、それで本書いてお金儲けして。本来、癌とは一言で言いきれない病気なんだよ。みんな違うんだよ。
だから、あれを食べろとか、○○すれば治るっていうそんな単純なものでは決してない!!』

それを聞いて、納得。申し訳ないと思った。
人の経験話を聞いて『こうやって治る人もいるんだ』とポジティブに捉えることが出来る時もあれば、そんな人のケースなんて聞きたくもないという時もある。

私も知り合いに現状を話したら、とある癌サバイバーの動画を送ってくれたんだけど、

私はそれを見て、インスパイアされて元気が出たけど、

そう捉えられない時も、逆にプレッシャーや不安になってしまうこともあるのだと。

そういう視点で考えたことは初めてで、無知だったことが恥ずかしくなった。

それぐらい、これはセンシティブな内容なんだなということを改めて実感した。
だから、安易に『これ読んでみて』とか、『こういう人がいるよ』っていう話をするのは、良い時もあれば悪い方向に行くことだってあるから、気を付けないといけないと大きく反省したのです。

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