熱に肝炎(?)腫れ、嚢腫
初めに
栄えあるアドベントカレンダーの第一回目でやる話じゃないかも知れない。と、登録した後で思ったけども、皆さんに聞いてもらいたい。考えてもらいたい話があったので、やはり一番注目される一番最初にさせてもらいます。
さて突然ですが、皆さんは自分の身体のことをちゃんとわかっていますか?
自分が何を食べたら具合が悪くなるのか、どういう天気の日に体調が変わりやすいのか、季節による体調の変化をちゃんと理解しているのか?という話です。
ほとんどの大学生は、高校まで親に管理されながら暮らし、大学で一人暮らしor下宿暮らしを始めたことでしょう。特に、一人暮らしが決まった人々が親元を離れるときは、「ご飯を自分で作らなきゃいけない」「ゴミ出しを自分でしなきゃいけない」「掃除も自分でしなきゃいけない」だとか脅されてきたことでしょう。この辺のわかりやすい『やるべきこと』の変化は、まぁ大抵乗り切れます。しかし、『やるべきこと』はこういう家事以外にもあるんです。勘の良い皆さんならわかりますね?そう。『体調管理』です。
なんて偉そうなことを言ってますが、私は大学一年生の5月と1月に風邪をひいています。この記事は1月に引いた風邪の方を面白おかしく書くのが主題なので、体調管理について説教をするというよりかは、体調管理できてなかったやつのヤベー話だと思って読んでください。
なんて長い長い前置きはこの辺で終えつつ、題名の方に触れていきたいと思います。題名の「熱に肝炎(?)腫れ、嚢腫」これ、な〜んだ?正解は、「1月の風邪で出た症状Pick Up」したやつでーす!こんなん分かるわけねーだろ、ふざけんな。と、思ったそこのあなた!それが正しいです。前を向いて歩きましょう。
閑話休題
では、この症状達を全部引き当てた風邪について発症順にお話ししていきたいと思います。
なおここからは長い自分語りになりますので、気にならない人は最後のまとめだけ読んでください。
12月末
おそらくは授業が正月休みでなくなった頃のことでしょう。部屋の大掃除をするぞ!と張り切って部屋の掃除をとことん行ったわけですが、大掃除二日目からとある異変を感じ始めた。
瞼が開かない
厳密にいうと開かないというよりかは開きにくい状態で、その日は夜中に感動系の曲を聞いてギャン泣きしたせいかなぁ〜とか呑気に思っていたわけですが、次の日になっても治らない。その次の日になっても治らない。その次の日もそのまた次の日も。しかし、私は基本的に馬鹿で能天気なので、何でだろうな〜とか考えつつ、次の日も大掃除をせっせこ頑張っていたわけで。
今思えば、ここでちゃんと休養を取っておけば、風邪なんて引いてなかったかもしれません。そう、私は自分の体力の限界がわからない系女子であり、不調の原因を考えられない系馬鹿だったのです。
1月5日…くらいだったはず
確か、年明け最初の授業は帰省から帰って来れてない人もいるでしょう。的な配慮でオンライン参加が許可されてた授業でした。まぁ私は家にいるし、大学に行くか〜と支度をしていたときです。
…アレ…?体が重い、ズボンが履けない…
ズボンを膝までしかあげられなかった私は、だるい身体を動かして、オンライン授業で参加しました。馬鹿な私は、正月開けでだるいんかな〜とか考えていたわけですが、流石にいや〜な予感が起こる訳です。
もしかしなくても、風邪なんじゃ…?
怖くなった私は、慌てて体温計を取り出して計測をしました。この時点では、現実逃避ができる程度の体温だったと思います。つまり、37.2とかその辺でしょう。そもそもの平均体温が高めのため、37度はまぁ見る数字。しかし、怖くなった私は、函館市の発熱センター(名称は覚えてません)に連絡をしました。しかし、そのときは第n波(こちらも覚えてません)の最中で、発熱センター側の対応もきつい時期だったため、サポートが限られていました。小話程度ですが、もし熱が出たら今は一旦函館市の発熱うんたらセンター的なところにお電話して、診療してもらえるところを教えてもらいます。しかし、それでも大体の病院はPCR検査で陰性を出せなきゃちゃんと見てもらえません。ちなみにPCR検査をやってくれているところは大抵の未来大生の家から歩ける距離には存在せず、近場になると車に乗った状態でないと検査してもらえません。ちなみに公共交通機関への発熱時の乗車は基本的にNGなので、車を持っていない未来大生は、大体私が辿った道を歩くことになります。私がしてもらえた対応としては、一番近くにある病院の先生に電話診療してもらえたのと、それに対応できとうな無難なお薬でその場を凌ぐことになります。大抵は抗生剤です。
とりあえずの処置をしてもらえた私は、安静にして体調回復を待つことになりました。いやはや、年明け早々に熱とはね、とほほ…
Q:ところで、目の腫れは引いたのか?
A:引いてません。
三日後くらい
それから三日経った日のこと、熱は思うように下がらないわ、瞼の腫れもひかないわでいつまでも先が見えないし、瞼が腫れて開きにくいから前も見えずらいし、元気貯金(風邪ひいて二日間くらいならまだ元気に動ける現象のこと、私が勝手に呼んでいる)も底をつき、気持ち的に限界であった私は函館に住んでいる知り合いの方に、夜間でもやっている病院?(多分、コロナでやってくれてるところ)に連れていってもらいました。結果としては、特に何かしてもらえたわけでもなく、とりあえずコロナではなさそうだね〜と軽いきやすめをもらった程度で、またお薬をもらってみたいな感じでした。
Q:ところで、目の腫れは引いたのか?
A:引いてません。むしろこの頃が一番やばかった
一時的な小康状態
発熱から一週間しないくらいで熱が下がり、あとは、安全のために数日休んだら戻れるな〜とか思っていた時期でした。この時期に心配した母親が家にやってきて看病してくれることになりました。
熱は下がっても瞼の腫れが引かず、母親からの勧めもあり一旦眼科で診てくれるところを探しました。ちなみに豆知識ですが、数日前に熱があって今は解熱してるんです、っていう状態だと断ってくる病院の方が多いです。ので、皆さんは覚えておきましょう。
コロナが幅を利かせている時期に、謎の発熱をし、解熱が二日前とかいう私でも診てくれるという神のような眼科病院に行き、目薬をもらいました。久しぶりのまとも診療にちょっとドキドキしたのを覚えてます。女医さんが綺麗でした。その時に、「この瞼の腫れは炎症とかではなく、体内でまだ菌があるんじゃないか」と言っていました。まぁならもうすぐ引くかなぁとか思っていた私ですが、この言葉は、悪い方で本当だったのだと、次の発熱で気づくのでした。
Q:ところで、目の腫れは引いたのか?
A:引いてません。
二度目の発熱
確か、眼科に行った次の日か、その次の日だったと思います。もうそろそろ生活ペースを元に戻さなきゃなとか考えていた時期でした。もうそろそろ動こうと身体を動かしていた時に異変を感じます。
喉が痛い。
なんか体も重い。
え、、え‥?まさか、の、え???
になった。流石に。2回連続で風邪ひいたことなんてない。知らない。
しかし、無情にも熱は上がっていきました。母親の帰るタイミングが遅くなることが決定された瞬間だった。とりあえず、車でPCR検査をおこなってくれるところに行き、PCR検査の結果を静かに待ちました。翌日か、その次の日に陰性だったことが分かると、診療してくれる病院が増えます。そこで、一番近くの病院で診察を受けて、血液検査を受け、薬を処方してもらい、お家に帰って療養を取りました。流石に、ちゃんと診てもらった上での処方のためすぐに解熱し、体調も回復に向かいました。
Q:ところで、目の腫れは引いたのか?
A:引いてません。
突然の電話
体調が戻りつつあった日、確か診察の2日あととかそれくらいの時期に知らない番号から電話がかかってきました。いや、厳密にいうと見た記憶はあるけど、誰からかはわからない状態で、しかし、なんか見たことがあるというだけで熱で脳みそがほろほろな私は電話を受けました。聞くと、それは診察をしてくれた病院からで、話の内容を要約すると
明後日、病院来れる?(来い)
こっっっっっっわ。
めっちゃ怖い。
せめて、なんで呼び出しを喰らってたのか教えてほしい。
みんなも一回想像してほしい、病院から要件もなく、とりあえず病院来れる?と言われる気持ちを。
生きた心地がしない。なんらかの癌か、大病が見つかったんじゃないかとか、そんな予感しかよぎらない。
あぁ私死ぬんだ。
大学生にして死ぬんだ。
そんな余命の宣告を覚悟して病院に行った私に言われたことは、
肝臓の数値が異常だね、心当たりとかある?お酒とかは、まぁ18だから飲んでないと思うけど、一回大きい病院でエコー検査してもらおうか
断じて酒は飲んでない。
Q:ところで、目の腫れは引いたのか?
A:流石に引いてきたよ。
妊婦さんになる前にエコー検査したやついる?いねぇよなぁ!
いる。私だ。
多分、まぁまぁな人数いるんだろうけど、よくみんなが見るお腹の大きくなったお母さんが黒と白の映像をにこやかに見るイメージ画像やらを見たことはあるだろうか。いや、あるだろう(断定)。あれの印象が強いせいで、エコー検査ってそれ用の検査だと思っていたから、妊婦さんになる前にこれやられる人いるんだ〜ほえぇ〜としか思えなかった。肝臓に悪い病気ないといいなドキドキとか思っていたらエコー検査が終わり、風邪をひいてからn回目の血液検査で血を抜かれ、病室のベットを借りて横になっていたらいつの間にか親が診察結果を聞いてきたらしく、
肝臓に悪いところはないけど、卵巣嚢腫(水脹れみたいなもの、良性と悪性がある)があるみたいで、次の血液検査で問題なかったら婦人科に行って診てもらってね
???
のうしゅ?
あ、いや、肝臓は大丈夫そうでよかったよ?
けど、え〜そっかぁ…
初めての産婦人科と闘病生活の終わり
産婦人科って、なんか妊婦さんが行くところっていう自分のイメージと周りもそう思ってそうっていうイメージで行くのがすごく嫌だったんですが、行ってねって病院の先生に言われたから行くしかなくなったわけですが。初めての産婦人科で、内診(膣からなんか器具入れて映像が見れる)してもらい(産婦人科で必ずやられるわけではないので、これから行こうと思っている人は気構えずに行ってみよう!)、嚢腫が悪性でないことがわかったところで、私の長い長い闘病生活の終了を告げたのでした。
諸経費
瞼の腫れから、産婦人科受診までにかかった期間は1ヶ月
受診や薬代などの諸経費は大体2万円前後程度
ここまで行くことはそうそうありませんが、参考程度に。
結局何が言いたかったのか
この闘病を経て私が得た知見をここに紹介したいと思います。
まず、一つ言えることとしては、前厄・本厄・後厄になったらお金のこととか気にせずにお祓いに行きましょう。これは、ここまで体調が悪くなると、人間は何が悪かったのかを病床でずっと考えることになります。その中で、多分この歳になってくると、「あれ、厄年っていつだっけ」と調べることになります。私は後厄でした。人間は現状を自分以外の何かに責任転嫁したくなる生物です。お金をケチるよりも、こういう踏んだり蹴ったりの時に「まぁお祓いしてもらったし大丈夫!」という気持ちで臨むと気がだいぶ楽になります。神様の加護もらってんだぞこっちは見たいな気持ちになります(個人差あり)。実際に私は、熱が下がった時点で、お祓いをして貰いに行きました。だいぶ気が楽になったので、風邪を引いた時用に厄祓いをして貰いましょう。
次に言えることが、定期的に病院に行くことです。これは、本当に大事です。どんな課でもいいから定期的に通うことで、今ある体調で不安なところを相談することができます。多少専門外であっても我々素人よりもちゃんとした知識を持っています。専門じゃないにしても何科がおすすめかをちゃんと教えてくれるので、それだけで十分に通う理由になるでしょう。現在私は低用量ピルの処方のために2、3ヶ月に一回婦人科に通っています。もともと考えてはいたのですがなかなか行く機会がなかったせいで足が遠のいていましたが、一度行った実績があると通いやすくなるものです。何科でもいいですが、定期的に見てもらえるところにいくのがおすすめですね。
三つ目に言えることが、食事のお金をケチらないことです。これは本当に大事。食事じゃなくても健康に関わる全てのことはケチるとツケが回ってきます。こうやって大病で二万円を喪失するよりも健康に元気に生きて二万円を使う方がよっぽど自分にとって幸せな使い方になります。ご飯は体の素材なんだから、ご飯をケチれば体に直結するんです。毎日ちょっとずつひもじい思いをしてお金をちょっと貯めるくらいなら美味しいものを食べて、体にちゃんと投資をしてください。
最後に、自分の体調がどうするとどう変化するのかをちゃんと理解しておきましょう。低気圧の日に頭が痛くなるとか、ご飯食べてすぐに歩くと具合が悪くなるとか、アレルギーではないけど食べると体調に関係してくるもの。なんでもいいです。全部理解して覚えてください。自分の今の不調が何によるものなのか、ある程度理解しておくことで、対処がだいぶ楽になります。体調や、体の疲れを自覚できない私のような人間はスマートウォッチをつけましょう。エナジースコア的なもので、自分の疲労をなんとなく見ることができたり、今日の消費カロリーで自分が今日どれくらい活動したのかを数値化して見る事ができます。これがあると頑張り過ぎに気づいたり、頑張りを数値化して見れるので自分でセーブが効きやすくなります。ソースは私です。とにかく、自分の体調が今どうなってるのかを自覚すること、不調の原因がなんなのかを理解しておくことで、大体の風邪は未然に防げます。実際にこの風邪のひき始めの時点でちゃんとした休養をとっていればこんなことにならずに済んだかもしれない私からの忠告です。
お薬は万能ではありません。抗生物質は基本的に半年に一回レベルでしか投与できないので、半年以内に熱を出すと病院の先生から苦言を呈されます。健康は何よりの宝です。自分の体を大事に、そして自分の体調管理に今一度目を向けてください。
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