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白菜鍋の奈良ニンニクラーメン

15年ほど前になる。長男が奈良の高校に通ってた頃、父兄会や運動会など学校行事とかでしばしば奈良へ行く事になる。そこで驚きの食文化を知ってしまう。奈良ラーメンである。

この定義を解説してくれるネット情報は出てこなかった。具体的には天理スタミナラーメン、彩華ラーメンを代表とするそれらの系列店を指し、最大の特徴は白菜である。元祖は彩華となってるようだが真偽は不明。どちらも食べた事あるが、流石に15年前なのですっかり味は忘れてしまった。ただ、どちらもやたらとニンニクをきかせた同じ味のような気がする。どう違うかもわからない。

そこで、昨日食べてみた。奈良ラーメンの新興勢力どうとんぼり神座。やはり基本スペックは同じ。白菜とニンニクがメイン

白菜の量は麺とほぼ同量、期間限定の特別仕様
神座スタミナラーメン。揚げたニンニクスライスが大量にトッピング。加えてニラと摺り下ろしニンニクがこれでもかと入ってる。

最初のスープの味見は、甘い。白菜の甘さ。それからやってくるニンニクの香りと匂い。少し手加減無い攻撃。白菜だらけ。
個人的な感想は、今ひとつでした。これはラーメンではなくて別ジャンルの食べ物だ。そうそう水だきの鍋に最後のシメで麺を入れたやつ。白菜の新感覚鍋。食べ終わってしばらくしたら慣れないニンニクを大量に食べたからか、お腹を下す。
京都のラーメンに慣れた口は、奈良は異国の味。あと15年ほどは遠慮しておく。忘れた頃に食べてみると決意したのだった。

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