見出し画像

母という呪縛 家庭教育の大失敗

母という呪縛 娘という牢獄
齋藤彩 講談社

読み終えた。どんよりした気分になる。結局、犯人のその娘は懲役10年の刑。2021年の2月におこったバラバラ殺人事件の話。滋賀県守山市、うちの近所である。
あらすじは置いといて、家庭における教育問題について深く考えさせられる。

まず、自分の子供は自分の持ち物ではない。親の思い通りになるとは思わないこと。これ読んでめっちゃ苦しくてしんどい。本気になれば家出することも出来た。結局呼び戻されたり探偵使って捜索されたり。

知り合いに居たが教育熱心であるが故に逆に子供のやる気を削いで失敗している。うちの兄の家庭では、典型的にそれに当てはまる。結局やる気をなくして底辺のプー太郎だ。

うちの家では今まで勉強しなさいと言ったことはない。妻は言ってたかもしれないが、この学校に行きなさいとか、医学部に行きなさいとか言わない。この母親はいつまでたっても娘は自分の持ち物。母親は子供の可能性と意欲を削いでいるのがわからないのだろうか?

ちなみにうちの子供3人は誰でも知ってる有名大学を卒業した。私立大学で下宿、そんなお金は亡くなった義父の生前贈与で助かった。
わたしは普通のメーカー会社員だった。学費払える筈がない。家計はすべて妻の差配で、わたしのお小遣いは月三万円だったが1人目が大学入学すれば月三万円は無くなって必要分は実費支給となる。結局、普通に生きていれば食べていける水呑み百姓であって、趣味、飲み会、外食はすべて無し。ただの会社往復だけの伝書鳩。休みは朝昼空腹で一日中過ごし夕食は家でいただく。お酒も禁止だった。

途中で話が変わったがそんな感じ。

いいなと思ったら応援しよう!