子供のころ続いた習い事、続かなかった習い事を3つずつ挙げてみる

慈岳の母は『習い事ママ』でした。といっても英才教育ママではなく、ママ友なるめんどくさそうなコミュニティの構成員が子供に習わせると、「私も~」と追従する軸無し八方美人系。

そんなんですから、母が私をどう育成したかったのかが未だに分からないのですが、数を撃てば当たりも外れもします。それではそれでは、続いた習い事と、そうでなかった習い事を挙げてみまっしょい。



\ 続いた習い事 BEST3 /

1位 書道

圧倒的ナンバーワン!プロになりました!
おかーちゃん大当たりィ!! パチパチパチ

書道は途中ブランクを挟みましたが、小2から始め、大人になっても続いた唯一の習い事です。チャイルド慈岳は字がきったなくてですね、無駄にデカいし筆圧ゴリラだし、消しゴムが雑でノートは真っ黒という悲惨さだったのですが……。

これがなんとクリティカルヒット! 図形が得意な父似の特性が活きて、ちゃんと習えばもりもり上達します。そうなると面白いので更に頑張るし、頑張ればもっと上手くなる。正のスパイラルです。

書の道は終わりがなく、やり込み要素は一生分あります。練習は自宅完結ですから、凝り性でインドア派、1人遊びが好きな私にぴったりの習い事でした。

2位 そろばん

大きく開いて2位はこちら! お得意の『周りが習わせてるから』をここでも発動させた母が、小3から超ストイックなそろばん塾にぶっこみました。塾長はザマスなおばさまで副塾長はザマスの息子。50人くらいのキャパがある大きなハコです。

こちらもヒットしましたねー。数字や算数が大好きですから、塾はもちろん家でもパチパチとやる。好きなもの=凝る→上達するの流れで、小6時点で珠算1級と暗算2級になっていましたね。

もっと続けて有段者になりたかったのですが、中学に上がると部活で忙しくなってしまい、書道とそろばんの究極の2択で諦めることに。雀百までの言葉通り、今でも暗算をするときはエアそろばんを弾いています。

3位 茶道

こちらは中学に上がってから開始。伯母が茶道の先生で、その息子であるフトちゃん&ミッちゃんの従兄弟と一緒に。これも「フトちゃんとミッちゃんが始めたから」と、オカンの決定です。ある意味ブレないな。

書道と違い学校が休みの日にお稽古してくれたので、平日週3のそろばんと違い通いやすかったです。この年齢になると書道の影響もあって和文化が好きになっており、いろいろなお道具にも興味津々。伯母はお稽古中は『先生』としてきっちり線引きし、『お母さん』や『伯母ちゃん』と呼ぶと叱られました。

その後両親が離婚して私は父を選んだので、オトナの事情(子供は大迷惑)で辞めることになってしまったのですが、もっと続けたかったですね。茶の道は入門に毛が生えたレベルながら、礼儀作法や着物を覚えられたのが大きな収穫でした。


\ 続かなかった習い事 WORST3 /

1位 英会話

小学校入学と同時に入らされたものの、1ヶ月ちょいでイヤになって辞め、その後も二度と興味を持たなかったのが英会話。もはや私の英語アレルギーは生来のものか?と思うレベルです。

英語が耳にどうしても馴染まなかったとか、パーティーテンションでのレッスンが疲れるとか、理由を言語化するとそんな感じです。このスクールはアメリカ英語だったらしく、先生や留学生のお兄ちゃんは皆アメリカ人でしたが、独特の体臭も苦手でしてね……。

父は「英語やるヒマあるなら国語の勉強をやれ」いう考えだったので、辞めたい旨は母ではなく父に伝えました。意見が通りやすそうな方を選んで訴えるとか、まだ7歳になるかならないかでスレた子供ですねぇ。

2位 ピアノ

通っていた幼稚園の隣にあった教室にて。初老の優しい先生で教室は楽しかったのですが、童謡を弾くのがイヤだったんですよね。幼児なりにピアノ=ショパンとかベートーベンとかって認識していたため、なんで幼稚園でイヤというほど歌わされる童謡をわざわざピアノでまでやらなあかんねん?と。

楽譜は読めましたし弾けもしました。でも曲がちっともオモロくない。ただの作業。これが正統派のピアノ教室ならまた違ったのでしょうが、テキストの第1巻を終えたところで辞めることになりました。母は「家で全然練習せーへん」とおかんむりですが、そもそもやりたいと私は言ってないし。

なお、楽譜が読めるようになったのと、音感が育ったのは大きかったですね。のちにバンドやったり、エレクトーンをかじったり、今なら御詠歌と、ちょいちょい音楽とは縁ができたのはここが始まりかも知れません。

3位 華道

こちらはお稽古が嫌いで辞めたのではなく、お花が可哀想でツラかった。活けているときは良いんですよ。あーでもないこーでもないと試行錯誤しながら作品を仕上げるのは楽しく、四季折々のお花を目に出来て、花好きの私は楽しく通っていました。

しかし、生花はどれだけメンテナンスをしても枯れてしまいます。花好きがアダとなり、処分するときに心が痛むわけですね。そのため華道以外でも切り花は滅多に買いません。

鉢植えは大丈夫なんですよ。寿命で枯れてしまえば素直に抜き取ってお別れできます。でも切り花は違いますよね。人間の娯楽のために切り取って、子孫も作らせずに殺してしまう。そのことにモヤついて、1年で辞めました。中3でした。


【おまけ】自分で習いながら辞めた習い事

●エレクトーン

バンドやってるときに通っていた楽器店併設のエレクトーン教室。曲はJーPOPを中心に50曲くらいの中から選べ、X JAPAN の ENDLESS RAIN を選択しました。それが弾けるようになると満足して退会。3ヶ月くらいでしたかね。

●着物教室

こちらも3ヶ月だけ。茶華道を経験して着物は着れたものの、理屈や知識、歴史をちゃんと知っておきたくて入校。しかし、覚えの悪い生徒に合わせて授業が進むのがイヤで、足が遠退きフェードアウト。原理原則は覚えたのであとは自己流です。


好きだから続いたもの、好きだけど辞めざるを得なかったもの、嫌いで続かなかったものなど様々です。大雑把な傾向としては、一人完結できてチームプレイやコミュニケーションが伴わないものが向いていました。

BESTの3位に持ってきた茶道が続いたのは、従兄弟と3人だけのお稽古だったからで、これがよそのおばちゃんとかも交ざっていたら多分無理だったと思います。WORST1位の英会話に至っては、『英』が付かなくても無理ですよ。おしゃべりは疲れるもんw

ではでは!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?