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サイエンス

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@Kazuがお届けする科学にまつわる記事。科学が好きな文系出身者による、エッセイ的なアウトプットです。
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記事一覧

科学古典読書時代スタートのための記録(読書論エッセイ)

中学校に入学した直後に科学部に入部したことを今でも記憶している。 わたしは、科学に憧れて…

@Kazu
1年前
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南方熊楠の抗議運動と人新世Minakata Kumagusu's Protest Movement and the Anthropoc…

紀州が生んだ、稀代の博物学者、南方熊楠。この巨星は、今日の私たちに何を投げかけているのだ…

@Kazu
2年前
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短い地球外生命論

小学生の頃から地球外生命や知的生命の存在に、自分でいうのも何ですが、並みならぬ興味があ…

@Kazu
2年前
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奥本大三郎著『虫の宇宙誌』を傍らに、昆虫を綴る。

人新世という言葉を初めて認識したのは、ナショジオ日本版2020年5月号の『昆虫たちはどこに消…

@Kazu
2年前
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不朽の名著であり、いまでも有用な科学の教科書

『セルボーンの博物誌』の存在をはじめて知ったのは、ジェームズ・ラヴロック著『ノヴァセン』…

@Kazu
2年前
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ナチュラリスト、E・O.ウィルソンからの警告と提言(読み始め日記)

エドワード・O・ウィルソン博士の存在を知ったのは、最近のことである。最初に認識したのは、…

@Kazu
2年前
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SFを読むことの意義・読書論エッセイⅡ

歴史学者のユヴァル・ハラリは『21Lessons』で「二十一世紀には、SFはおそらく最も重要なジャンルになるのではないか。」「政治的な視点からは、SF映画の佳作は、「ネイチャー」誌や「サイエンス」誌の論文よりも、はるかに価値がある。」と書いた。言い換えるなら、SFはこれからの時代において、最高の芸術ジャンルであり、最高の教養なのだと思う。私は、そう解釈する。 優れたSF作品は、先の時代を先見的に示すものがある。『地底旅行』や『海底二万里』の生みの親、SF界の巨匠、ジュール・

【 レビュー】 ケン・マクナマラ著 『図説 化石の文化史』 (原書房)

【 人類は太古から、化石を愛で、その意味を探究してきた 】  17世紀。それは理性の時代であ…

@Kazu
1年前
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【レビュー】 ナチュラリストの古典中の古典、ダーウィン、ファーブルを先導した名著…

 「英帝国の揺ぐ日がかりにあるとしても、セルボーン博物誌一巻は変らざる金字塔として永遠に…

@Kazu
1年前
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