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“また会えたね”は期限付き?

今年もまだ5月だというのに暑い。
GWにちょっとだけ帰省した下の子は、“大都市”と定義されているところで
暮らしているけれど、向こうでは扇風機をかけながら寝ていると言った。
びっくりですね。

先日、暑さが落ち着いている隙に庭の雑草をチョキチョキしていたら、
ぴょーんと何かが跳ねた。
生まれたばかりのミニミニバッタだった。
あら―、可愛いことね、今年も大きく育っておくれと嬉しくなった。

ちょっとポッチャリめのアマガエルも見かけたし、
植物もあまり植わっていないような小さな敷地だけど、
訪問者か、居住者か、少ないながらも生き物を見かける季節が
またやってきた。
年々、そのことを祈るような気持ちで待つようになっている。
あまりにも減ってきたと感じるからね。

それはやっぱり、気温がずいぶん上がってきたことと
大いに関係があるだろうと…。真夏の外ではどこに避難しようが、
やり過ごせないくらいの暑さだもの。
彼らの行き場はなくなりつつあると思う。

かといって、空調の効いた囲いを作ってみんなに入ってもらうことも
出来ないし、人間以上に辛い思いをしているのでは。

毎年7月に行われていた福島の馬追祭りでは、暑さを避けるために
今年から5月に前倒ししたそうだけど、一時しのぎに過ぎないかな、
と感じる。暑さの前倒しは、もっと早く進むのでは。
これまでに具合が悪くなった馬が多数いて、
日射病で死んでしまったものもいるというのは、ショックですよ。

前も書きましたが、もう暑い時期の屋外イベントは無理じゃないかなあ。
開催は晩秋から早春あたりに移したり、縮小して屋内でやるか、
割愛するか。踏み切らなければ、それだけ犠牲も増えると思う。
それだけ容赦ない環境になってきていると思う。

ニュース番組でも、ドライブレコーダーや、投稿動画、グルメばかりに
頼らないで、直面しなければならない大きな問題を掘り下げて、
もっとふんだんに取り上げてほしい。
今の番組は、一部を除いて何も得るところがなく、ペラッとしている。
報道には力があるし、そういうところで発揮してほしい。

今年はこの庭でどれだけの生き物が見られるだろう。
正直、心もとないですね。
いなくなる時は、きっとあっという間でしょうから。
望みをつなぐためにやらなきゃいけないことは、
今は手に負えないほど山と積まれてしまっているね。












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