見出し画像

ドイツで妊娠できず手術した話。

かなりプライベートな話になるから載せるか悩みましたが他にも悩んでる人がいればシェアしたいと思います。
結婚式の一ヶ月結婚する前から妊娠検査キットで陽性が出ていたので結婚式後、義母の知り合いらしい婦人科のドクターに診てもらう事に。

ドイツ語もまだまだなのでまだ分かり易い説明をしてくれる夫について来てもらいました。夫は1回会社に出社すればあとは自宅でホームオフィスで働くスタイルで自由に動きやすく何かあるとすぐ付き添ってくれます。心強い。ほんま感謝。

初めての婦人科検診で何をするか予想してはいましたが、上下一体化のロングドレスを着て良かった。やっぱ下着は脱ぐんですね😅
バスタオル的な物もなく、ズボンやったらどうなるんや??
下はスッポンポンで出るものなのかしら??
年配の男性先生に診てもらいましたが躊躇せず機械で診てそれを見る夫も全然動揺もなかった。

あまり先生の表情が良くなく私も出血が少しあって、血液の採取後、先生に一週間後来てと言われた時嫌な予感がしました。
ただその頃悪阻と呼ばれる激しい吐き気が続いて人生初食べ物を見ただけで好きな食べ物でさえ食べれない。悪い予感がする。
嫌な予感的中し、その後2回の検査も虚しくドクターから卵子が上手く分割してないからおおきい病院で見てもらってと言われその時ダメだったんだと悟りました。
高齢になると染色体異常が30%起こるので仕方ない。
かなりショックでしたがその前日に久しぶりにご飯が食べれる気がしたので春雨ラーメンを食べ、吐き気がきて戻してしまった時に春雨が喉に詰まって息ができず苦しく、その後も喉に異物感があり正直色んな事、不眠、調子悪い、吐き気などのオンパレードで妊娠の大変さが身にしみてわかった。また次がんばろ。

夫が電話してすぐ大きな病院の予約ができた。
一度ドイツの大きな病院に行った記憶がある。目に虫が入って放ったらかしにして悪化しまさかの休日に眼科を訪れたことがある。
プライベートの保険番号、問診票をだし、後は元カレに頼んで検診したら日曜に空いてるハンブルクの駅の薬局でこれを買ってと言われ終わった。
その病院で支払いをせず、彼氏は後で手紙が来ると言っていたがそんなものは来なかった。あれは食い逃げならぬ、見せ逃げにはならんやろか・・・
ドイツは私のとって自分の常識が通じない、何が起こるかわからない謎の国なのです。

大きな病院に来て受付に行くと結婚したてで保険証カードが無く、前もって夫が会社に電話で保険証の事で色々やっていたにも関わらずちょっとトラブった。
結局1時間ぐらい待って問診書、手術の説明、今後起こりえる事、後遺症などの事を書いた紙を渡された。
病院なのでグーグル翻訳が使えずって思ってたけど夫の携帯は普通に使え、私のは使えなかった。どうゆう事なんや。
翻訳すると病気名が多すぎて大変だったけど昔大阪で医療通訳通訳の職業訓練に行っていたおかげでどうゆう風に手術するのか何となくわかった。
過去に手術を受けたことはなかったかーいいえなどの答えに丸をつけていく。
来る前に今日手術あるんかなーって聞いたら夫もわからないって😁
ただ病院に来る日は食べ物は食べない、薬飲まない、水だけ飲むように言われていた。紙は5ページぐらいびっしり書かれて書く所は書いて。
かなり時間が経って呼ばれた。検査され和やかな雰囲気の中で、今日オペしよっか的な感じで初めてのドイツでの手術が決まった。

婦人科から離れて一階下の手術室に歩いていく。
その間医師からもらった薬を飲む。
エレベーターは待てども待てども満員で結局階段で行く。コントの域。
この時点で3時間くらい経っていた。
受付で待って15分経って呼ばれた。麻酔は Narkose ナコーゼなんですね。
ただ話てる途中気持ち悪くなりトイレに行って吐いてしまった。
なんか下も血だらけ。ユニクロの生理用パンツ履いてきてほんま良かった。
ズボンも血だらけになるとこやった。
看護婦から事前に血が出てもパニックにならないでと言ってたのはこのことか。
この時点でナプキンとかくれへんのは流石ドイツ。甘やかせへん。

その後も15分待たされ、この後3時間くらい掛かると聞かされ夫に家に帰ってもらうことに。結構待たされる。覚悟はしてた。そもそも手術の予定じゃなかった。
看護婦さんに呼ばれ全部脱いで置いてあるオペ用の服、簡易用パンツ、、靴下に着替える。(ナプキンはここで登場。)貴金属も外す。
ここに居るのは全員オペ待ちみたい。カーテンで目隠ししてるから居心地は良い。
お腹が痛いので勝手にベットに乗り込む。我慢できん。
寝ると落ち着く。

1時間ぐらい経って義母が付き添いに来てくれた。
結果的に義母は6時間ぐらい病院に居てくれる事になるのですが本当に優しく頼り甲斐がある。この家族はファミリーだからと結婚式、引っ越し、パーティー良く手伝ってくれる。有り難い。義母に初めての麻酔なんやけど。首にするんかなーと聞いてみた。
このインテリファミリーの中で自分は日本人の世間を知らないお嬢さん的な立場になりつつある。あまり考えずに発言してしまうのが悪い癖だわ。
義母は腕の付け根にすると思うから心配してしないでっと。
義母によると手術後一週間は安静で誰かに家事をやって貰う。
散歩も夫と一緒じゃないとダメらしい。
すると看護婦さんが来て腕に注射し何か取り付けて去って行った。
2ほど私の前の人が運ばれ、自分の番になった。
看護婦さんが何か言ったがわからずあんまり上手く喋れないと伝えた。
誕生日は??と聞かれ。ドイツ語で答えた。結構3回ぐらい誕生日をここで行った気がする。本人確認の為かな。
0P室は広く、ドクターに日本人?緊張してる?って聞かれめっちゃ噛んで言えなかった。呼吸器を付けてもらって吸ってと言われ何回か大きく吸った後麻酔が効いて意識がなくなった。

次起きたら別の部屋に移動中で腕に血圧計、耳に酸素濃度測る機械を取り付けられ大部屋の所に皆さん寝かせられている。一定時間立った人から何処か連れて行かれる。意識ははっきりして気分が良い。久しぶりにこんなに何も不調がない。
ある程度経ったらまた何処かに連れられ義母が待っていた。
今日は何も食べたらダメなのかと思っていたけど看護婦さんがサンドイッチとコーヒーをもって来てくれ食べた。パンを見るだけでダメだったのに美味しい。
ほんま体って不思議。しばらく経って医者が一瞬様子を見て帰ることになった。

実は日本でいるときに日本の一人のお医者さんから診察中、何故か強烈な嫌味を言われ人間性を疑い、全員そうではないとは判りながらそれでもそれから病院嫌いになり緊急でしか行かなかった。(それぐらい強烈な出来事だったんです)
サービス砂漠のドイツの病院を恐れていましたが質は良く、迅速で安心感がありました。というか麻酔で全然何があったかも分かりませんが・・・・
ドイツの看護師さんは基本塩対応ですが時たまみせる優しさなどに涙が出そうになりました。
しばらくかかりそうですがドイツで出産できる機会があれば良いなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?