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くるり TEAM ROCK 紹介



こんにちは。2年程前からくるりを聴き始め、アルバム毎に変わる音楽性に常に驚かされながら今に至ります。

くるりとは?
京都府出身。1996年に立命館大学の音楽サークル「ロックコミューン」に所属していた岸田繁、佐藤征史、森信行の3人で結成。1998年にシングル『東京』をリリースし、メジャーデビュー。豊富な音楽性を軸に旅を続けるロックバンド

さて、そんなくるりの数あるアルバムの中から「TEAM ROCK」を紹介します。
このアルバムは簡単に表すなら、「ロック」と「エレクトロニック」の融合体でしょう。
有名曲「ばらの花」も収録されており、非常に豪華で個性的なアルバムとなっています。

M1 TEAM ROCK

なんとアルバムがラップを交えた曲から始まるなんて誰が予想したのでしょうか。
歌詞に「ロックチームくるりの抱える苦悩」とあるように、当時のメンバー間の不仲な様子が伝わってきます。気になる方は「くるり 初期 不仲」で検索。

M2 ワンダーフォーゲル

この曲も有名ですよね。
電子音をふんだんに使ったメロディや打ち込みの無機質なドラム。いい意味で比較的平坦な音源なのかなと思います。ライブではロックンロールに化けますがw
「ハローもグッバイもサンキューも言わなくなって こんなにもすれ違ってそれぞれ歩いていく」という歌詞が本当に沁みます。

M3 LV30

岸田氏曰く、岸田氏はドラゴンクエストの影響を強く受けており、歌詞や曲のイメージもそれに寄せてるのかなと思います。
とある曲をオマージュしているのでは無いかという話も出ていますが、それもくるりらしさなのではと思います。
くるりの色んなアルバムを見ていると、「LV○○」シリーズの曲を幾つか見ますが、このLV30がLV○○シリーズ始まりの曲です。

M4 愛なき世界

メジャーデビューしたばかりの頃のオルタナサウンドを感じる曲です。
「四つん這い 愛し合うため ひるまない対抗しうるために」という歌詞が強烈。

M5 C'mon C'mon

平坦なビートの中で自由自在に揺れるメロディとひたすら繰り返される
「カモンカモン」という言葉。
とても実験的な曲だと感じています。
個人的にこの曲は「TEAM ROCK」の次回作であるアルバムのリード曲であり、くるり屈指の名曲の「ワールズエンドスーパーノヴァ」に繋がる基盤なのかなと考察しています。

M6 カレーの歌

ここまで電子的な音をふんだんに使ってきた曲ばかりでしたが、ここでは一旦落ち着いて
ピアノとボーカルの二段構成というシンプルな形での曲です。切ない歌詞とカレーというワードが完璧に調和しています。素敵。

M7 永遠

先程紹介したC'mon C'monと似た雰囲気の曲です。
このアルバムのレコ発ツアーでこの「永遠」とメジャー1stアルバムより、「東京」が合わさったようなアレンジの東京が演奏されたそう。1度聴いてみたかった。

M8 トレイン・ロック・フェスティバル

とにかく勢いがあり、それにトランペットが加わる事で更に明るさを増している。
この頃のトランペットは打ち込みかサポートの演奏だと思うが、数年後に正規メンバーがトランペットをライブで吹くのはまた先のお話。

M9 ばらの花

くるり屈指、いや邦楽の中でもトップレベルの名曲です。
楽器から放たれる無機質なサウンドと切ない歌詞。岸田氏本人もどこかの記事で「しっかり考えて作った大切な曲」と言っていたらしい。
散々本人が適当に作ったと言っている「東京」もあんなに名曲になるんだからしっかり考えた曲がいい曲にならない訳が無い。
リリースからはもう20年以上経つらしいですが、未だに色褪せずずっと名曲です。
今の若い時に出会えて本当に嬉しい。

M10 迷路ゲーム

夢の中にいるような感覚で聴ける。ばらの花を聴いてうっとりとしている中こんなゆったりな曲聴いたら寝てしまう。浮遊感のあるくるりの中では割と珍しい?ような曲。

M11 リバー

本作最後の曲。
ロックをやってエレクトロニックな曲もやって最後にやってくるのはなんとカントリー系。
曲全体を通して本当に温かい曲だと感じる
曲単体も本当に素晴らしい作品だが、このアルバムの終わりを告げるにはもってこいの曲。
映画の最後のEDを見ている感覚。

総括

くるりを初めて聴く方にも最高のアルバムだと思います。
くるりが手にした電子音を更に深めた次回作、
「THE WORLD IS MINE」も是非聴いてみて欲しいです。

アルバム購入はこちらから。全曲試し聴きできるようです。

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