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占いの余韻

 「アァ〜ッ、緊張した〜」とぼやきながら、足早に家路につく。この数十分は、異次元にでもいたのではないかと感じる程だ。

 好奇心から恐怖心、からの安堵感に変わった今、「言われたことは当たってない!たかが、占い!何も買ってないし!」と必死に防衛を始める。

 しかし、思い当たることがある。

 「あなたは、色んなことに興味を持って、何でも一生懸命に頑張るのだけど、その分、色んなことが中途半端になりがちね」

 その後の生活で、度々思い出す。褒め言葉とその代償が合わさった特徴。んなわけない!と突っぱねて、忘れることもできるのだが、それを踏まえて強みに変えることにした。

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