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2分でわかる古代の不思議な七つの建造物(古代七不思議)


古代七不思議とは

古代の七不思議は、古代ギリシャやローマの時代に特に称賛された建造物や彫刻のリストで、驚異的な技術や美しさを持つとされています。
このリストは、ヘレニズム期の旅行者たちの観光ガイドとして作成されました。以下に、それぞれの不思議について詳しく説明します。

ギザの大ピラミッド(エジプト)

概要
エジプトのギザ高原にあるこのピラミッドは、ファラオ・クフのために紀元前2580年頃に建造されました。
七つの建造物のうち、唯一当時に近い姿で現存しているたてものです。

特徴
世界で最も古い不思議であり、唯一現存する不思議です。
石灰岩と花崗岩で作られており、高さは約146.6メートルでしたが、現在は風化や盗掘により約138.8メートルです。

クフ王のピラミッドとスフィンクス

バビロンの空中庭園(イラク)

概要
バビロンの王ネブカドネザル2世が紀元前600年頃に建設したとされています。

特徴
空中庭園は存在が証明されておらず、伝説とされています。
巨大なテラスに植えられた美しい植物と灌漑システムが特徴です。残念ながら現存せず、そもそも存在自体伝説上の建造物ではないかという説もあります。

バビロンの空中庭園のイメージ

アルテミス神殿(トルコ)

概要
アルテミス女神に捧げられた神殿で、エフェソスに建てられました。

特徴
紀元前550年に建設され、紀元前356年に火災で焼失しましたが、その後再建されました。大理石の柱と彫刻が特徴です。

残念ながら現在は柱を一本残すのみとなってしまった。

ゼウス神殿の巨像(ギリシャ)

概要
オリンピアのゼウス神殿に置かれていた巨大なゼウス像です。

特徴
彫刻家フェイディアスが紀元前435年頃に制作し、象牙と金で装飾されていました。
高さ約12メートルで、ゼウスが玉座に座っている姿が描かれています。

神殿の一部と土台のみ残されているゼウス神殿。しかし、一部のみでも当時どれだけ巨大な建造物であったか、また残された柱の彫刻から当時の優れた彫刻技術を感じることができる。

マウソロス霊廟(トルコ)

概要
カリアの王マウソロスのために建設された巨大な墓です。紀元前353年頃に完成しました。

特徴
高さ45メートル以上のピラミッド形の屋根と、精巧な彫刻で飾られていました。この霊廟が「マウソレウム」の語源です。

現在はその痕跡しか残っておらず、当時の建造物を残すのは一部の柱の残骸などとなってしまっている。

ロードス島の巨像(ギリシャ)

概要
太陽神ヘリオスの像で、紀元前280年頃に完成しました。

特徴
高さ約33メートルで、ロドスの港口に立っていたとされていますが、地震で崩壊しました

地震により崩壊してしまった巨像。再建される事もなく、現在となってはその一部分も確認できず残念である。

アレクサンドリアの大灯台(エジプト)

概要
エジプトのアレクサンドリア港に建設された灯台で、紀元前3世紀に完成しました。

特徴
高さ約100メートルで、世界で最も高い建物の一つでした。
火災と地震で崩壊しました。

これらの建造物や彫刻は、古代の技術力と美的感覚を示す重要な文化遺産として評価されています。

現在は要塞となってしまい、灯台としての面影はないが当時はとても重宝されたことだろう。

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