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アジアプロ野球チャンピオンシップを終えて思ったこと


日本、韓国、台湾、オーストラリアの4カ国が参加したアジアプロ野球チャンピオンシップで見事日本が延長タイブレークを制して優勝、若い世代のチームでしたが日本のレベルの高さを見せてくれました。

さて、この大会を終えて感じたことを書きたいと思う。

良かったこと 

・国際大会は面白い(WBC同様応援にシーズン中とは違う熱が入る)

・NPBの若い選手を知ること、見ることができた(世間にも知ってもらう良い機会)

・若手選手育成のための国際大会と明確にすることで若い選手にとって所属チーム以外に目標の1つができモチベーション向上に繋がる

・延長タイブレーク制が認知されてきた(高校野球でも普通に行われているが今大会でも全8試合中2試合で延長タイブレークが行われた。様々な大会で導入されるようになればタイブレークの戦い方が野球の楽しみの1つになってくるはず)

今後に向けて

・やっぱり長い試合時間

WBCの時もそう、野球そのものの永遠の課題。負けられないだけに投手交代やタイムの回数が増えたり一球ごとの間がどうしても長くなるが、観てて疲れてしまう…


・参加国の少なさと変わらなさ

アジアの場合いつの時代もこの4カ国+中国くらい。優勝は嬉しいが所詮4カ国対抗戦。拡がりを考えるとやはり寂しい。

但し、個人的に驚いたのは中東、西アジアで発足したBaseball United。UAE、パキスタン、インドでチームを構成するようだ。

その地域の普及、発展はこの新リーグに託し、例えばフィリピンやインドネシア、ニュージーランドなどの国で代表チームが常設され、近い将来今の倍の8カ国くらいが同じレベル感で試合を出来るよう普及・底上げしてほしい。


・日本以外での開催

興行的には仕方ないかもしれないが毎回日本開催か、また東京ドーム開催かと…

中国や韓国、オーストラリアでの持ち回り開催、もしくは採算度外視で参加国以外のアジアで開催しても良いのでは。 


・欧州や南米代表とのマッチメイク

レベル差はあるだろうが観る人にとって対戦相手の目新しさは必要。

WBCチェコ代表のように野球をやる国が欧州や南米にもあることを世間に知らせる機会になるし、日本に招待し日本の野球場の素晴らしさを体験してもらうことも重要だと思う。 



今年は野球WBCに始まり、バスケW杯、ラグビーW杯と、普段それぞれのスポーツを観ない人でも代表戦、国際大会を通じて興味を持つケースは少なくない。それだけ国同士の戦いは盛り上がる。

野球の国際大会により多くの国が参加し、より多くの国が同じようなレベルで試合ができるよう底上げされてほしいとこのアジアプロ野球チャンピオンシップ大会を見て思った。

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