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お米を刈り取り中です!お待ちください。

2024年の秋はコメがスーパーなど店頭に無く、品薄が続いています。
ですが、早生品種(つきあかりやこしいぶき等)から始まり、
ご存じのコシヒカリを順次、刈り取り作業をしています。

9月10日現在、天候は晴れ間が続いて刈りやすくなってます。
台風10号の影響も少しあって倒伏(稲が倒れる)もあります。

10月過ぎると刈り取ったコメが市場に出回り、コメ不足は解消されるかと思います。お待ちください。

コンバインでの刈り取り作業は下準備があります。天候や田んぼの状態を見て、うまく機械を動かして、ようやく収穫できます。

☆はじ刈りとは

コンバインが入っても稲を踏まないようにする為、人手で広く刈ります。
手で刈った稲は畔におきます。(ワラ束ねる、束ねないがある)
稲のもみをコンバインを使い、人力でこいてもらいます。

①ワラで束ねる・・・・細かくカットせずに長ワラで使う
           作業者は持ちやすくて、こきやすい。
②ワラで束ねない・・・ワラは使わないので細かくカット。
           束ねなくて手間を省いてますが、
           作業者の為にまとめて、つかみやすい配慮が必要。

はじ刈り

☆コンバインの運転

刈り取り中は地面と刈り取り高さを見て調節し、立って運転しています。
地面が硬くて、稲が立っている時は刈りやすいですが、
地面が軟らかくて、稲が倒伏している時はスピードを落として、稲を拾います。

5条のコンバイン

☆倒伏(とうふく)とは

真っすぐ立っていた稲が雨や風の影響で倒れている状態。特に台風が近づいている時は倒れやすい。

・倒伏した稲はコンバインが容易に拾える高さであれば、そのまま放置します。しかし、コンバインが拾いにくい高さ、地面からおよそ20センチ?以下の場合は稲起こしをします。

倒伏(とうふく)

☆稲起こしとは

倒伏した稲を倒れている方向の反対側(左なら右に)に稲起こし棒を使い、起こして倒します。もちろん、垂直に立つ事はありません。反対側に倒すことでコンバインが拾える高さにはなります。

・背丈くらいの軽いアルミ製の稲起こし棒を稲のスキマに差し込んで
 1列、3株毎で倒していきます。
 なので、時間が掛かり、気が遠くなる作業です。
 人手を呼んでの作業になります。

・倒す方向もコンバインが拾いやすい向きがあります。
株でなく、穂が手前にあると拾えなくなり、コンバインの作業員が降りて直します。

稲起こし棒
コンバイン2台で刈り取り

あとがき
・地元のスーパーで買い物をしていたら、
 コメが置いてあるはずが・・・ない。
 「おひとり様10キロまで」の張り紙が。
 なんでコメがないの?と普通に思いました。
 理由は昨年の水不足での出荷減少。南海トラフ地震の買いだめ?
 インバウンド客の増加?で需要が供給よりも上回る。

・コメ騒動をJAの職員に聞いたら、「JAでは必要な分はある」
 「民間会社との物流の話」とJA職員も困惑ぎみでした。

・ニュースでコメ騒動が報じられてます。
コメを必要としている消費者の話を目の当たりにすると、生産者は「早く提供したい、食べてもらいたい」気持ちになり、嬉しくもなり、頑張り甲斐があります。

・コメ作りの実情を知ってもらいたいと思い、執筆しました。
 これまでのnote記事、
「田面ライダー」と「農機の洗車」も読んでください。

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