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事実は小説より奇なり-3 幻のF-1参戦

F-1の歴史には、1回のグランプリにしか出場していないドライバーが多々存在する(日本人でも長谷見さんや星野さん等々)。

1977年のホッケンハイムで開催されたドイツGPでHans Heyerの逸話は今でもF-1の歴史に記録されている(予選27位、決勝DNF)。HeyerはドイツGPスポンサーのMampeの援助でATSのオーナーに頼み込み、チームのNo.2の車としてエントリー。レースが始まると黄色のATSは突然ピットレーンから出走し1977年のドイツGPに参戦した。しかし主催者は途中でエントリーを取り消し、結局ピットストップでレースは終了、最も珍しいF-1イベントが終了した(DNAという記載もある)。

このモデルはPenske PC4という名に釣られて購入した。確かに1976年の終了まではPenskeが運営していたが、終了と共にATSに売却しPC4は名前だけのモデル。Penskeフリークとしては何とも歯痒いが、これも愛好者の宿命。大事に保管していたら、こんな歴史に行き当たり、それはそれで結構だ。

Penske PC-4     Deutschland GPのコピー
このモデルはRacelandというドイツの販売店がSparkに注文したGold Edition、285/300のナンバーが記載されている。流石にドイツのモデル、GP名はGerman GPではなく、GP Deutshland、F-1の本にも 写真がある。

赤いヘルメットは1977年のDutch GPに出走したHans Binderの車モデル
ファクトリーからのエントリーであったが戦績はDNFであった


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