集合体恐怖症の人間がケイリッドのヤバさを語る作文
※当記事は集合体に関して扱った記事です。集合体恐怖症の方、またそれに類するものが苦手な方は今すぐ記事を閉じ、お風呂に入っておいしいおやつを食べてあったかくして寝てください。
ケイリッドというステージがあります。
かのフロム・ソフトウェアより発売されたゲーム、エルデンリングに登場するステージの一つでして。
そのステージが集合体恐怖症の人は即死レベルのヤバいステージなので、息抜きにそのヤバさについて語ってみようと思います。
かくいう私も、集合体恐怖症ですが。
同じ集合体恐怖症の人がこの試みを見たら「何でそんな自殺行為を…」と思うかもしれません。私もそう思う。
しかし「やってみようかな」と思いついてしまったものはしょうがありません。
というわけで、ここから先はケイリッドが集合体恐怖症の人間から見た時に、如何にヤバいステージか語る作文です。
当然ながら画像つきで、ケイリッドについて語っていきます。
集合体恐怖症の人が、死んでしまうような画像が続きます。
書いてる本人も吐きそうになったし具合も悪くなったので、マジでおすすめしません。
それでも付き合ってくれる方は、よろしくお願いします。
あーーーーーーーー………………………。
なぜこんな事を………………。
※ここから画像を出していきます、繊細な方は序盤でもダメかもしれないので、ここから先は見ないでください。
※これでフロムソフトウェアの首を締めたくなっても、筆者は責任をとれません。
ではまず、エルデンリングを遊んだことがない人のため、ケイリッドの概要について語っていきましょう。
ケイリッドはこんな感じのステージです↓
うわあ……。
もうこの時点で、集合体恐怖症じゃなくても不安センサーがバシバシに反応しています。あーヤバそう。無理そう。
血のように真っ赤な空、枯れ果てた樹木、赤茶けた土、瓦礫がそこらじゅうに散乱し、火種も未だ燻る光景。
もはや地上に造られた地獄と言っても過言ではありません。なんのことはない、アポカリプスはここに在ったのだ。
文章だと伝わりませんが、ケイリッドはBGMも不協和音のようになっていて、それがまた精神を削ってきます。
あと、なんだあいつ。
なんだお前マジで。
カラス？カラスなのか？
何をどうしたらその形状になるんだ？カラスに親を殺された人間しか思いつかないデザインだぞ。
カラスは「カー」って鳴くけど、お前絶対「カー」って鳴かないじゃん。「ぎゃーっ！」とか言うじゃん。楳図かずおの漫画にいる奴じゃん。
何故、ケイリッドはこんなにも悍ましい土地なのでしょうか？
ケイリッド
ゲーム「エルデンリング」に登場するステージの一つ。
他のステージとは異なり、ここでは明確に空が赤くなり、植物も緑のものは殆どない。
以前は普通の土地だったらしいが、戦争の最中、とある人物により「朱い腐敗」と呼ばれるものが撒き散らされ、今の姿になった。
まともな生物は殆ど存在せず、腐敗に対抗できる手段が「炎」のため、それがさらに陰惨な風景に拍車をかけている。
つまりザックリ言うと「腐敗によって汚染されてしまった土地」らしいです。うへえ…。
けれどこの風景はまだ序の口。ジャブもジャブです。
実際、私もこの風景だけを見た時は「おわあ…ヤバそうな所だな…」と思ったぐらいで、さして恐怖とかは感じませんでした。
問題はここからです。
なんかテンション下がりそうな所だなと、恐る恐るケイリッドに足を踏み入れると。
現れるんです、”””アレ””"が。
ｱｯ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
ｱｰーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！！！！
え？？？？？？？？？？？何？？？？？？？？？？？？？・
なん、なんだこれ？私は今、エルデンリングをやってるんだよな？何かヤバいクスリをキメたわけじゃないよな？？？？
ゲーム機を見る、PS4だ、画面を見る、エルデンリングの画面だ。
当然だ、私はエルデンリングを遊んでいるのだ。ゲームをやっているのだ、変な宗教の儀式に参加してるとかもない。
ハーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっ！！！！！！！
はあっ…、はあっ…！！！！はひ……！！！！いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！
やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ！！！！！！
おかあさーーーーーーーーーん！！！！！！！！やだーーーーー！！！！
あぎいういういううううううううううううううううううううううう。
あびゃばばばばばば、ああああああああああああああああああ。
あぐあ…もう嫌だ…やめてくれえ…やめて…。私が何をしたっていうんだ………。
たすけて、だれかたすけてくれ。ほんと、むりなんだってむりむりむりむり。吐きそう。本当に吐きそう。
ﾋｯ、ﾋｯ、ﾋーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！
ﾋﾞｰーーーーーーーーーｯｯｯｯｯｯ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
ｲｰーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
こんな感じです。
たぶん集合体恐怖症でない人から見ると、ヤバいのはケイリッドではなく筆者ですが、こればかりはしょうがないです。
Wikipedia先生によると「恐怖症」とは不安障害に分類される疾病の一つです。
閉所恐怖症、暗所恐怖症、先端恐怖症などなど。
場合によってはパニックに陥り、生活が困難となってしまう方もいらっしゃいます。
幸い筆者は集合体恐怖症勢としてはおそらくライト勢なので、日常生活に支障をきたすほどの経験はあまりしたことがありません。
しかし、やはりライトとはいえ恐怖症は恐怖症です。
慣れる慣れない、好き嫌い、そんなレベルの話ではないのです。
見た瞬間、急激な不安に襲われ、正常な思考ができなくなってしまう。
これに尽きます。
例えるなら、道を歩いていて目の前にナイフを持った不審者がいるみたいな感覚です。
そんな状態で正常な思考ができるのは、軍人かドウェイン・ジョンソンだけです。
さて、もうこれでこの記事終わりにしたいぐらいなんですが、書き始めた以上は筆者にも語り尽くす責任があります。
なので何がどうヤバいと思うのか、じっくり言葉にして語っていきます。
地獄の釜の蓋を開けたのは自分なら、毒も皿まで食わねばいけません。
やっていきましょう。
①色がヤバい
そもそも、さっきの白と赤の集合体は何なのかという話からいきます。
これは先に述べた「腐敗」の影響で、ケイリッド全域に撒き散らされた腐敗の物体です。
植物という表現もあるようですが、設定をよく理解できていませんし、こんなものを植物と呼びたくないのであくまで物体と言っています。
ケイリッドの背景デザインで最も使用されているオブジェクトで、おそらく攻略中、一番プレイヤーの精神を蝕んだ存在でしょう。
いやもう…………、ヤバいほんと。これヤバすぎ。
鳥肌がすごい。見てるだけで息が苦しくなるし直視できません。自分の記事なのに直視できない。つらい。
こんな物が存在するというだけで、既にエルデンリングの世界を滅ぼしたい気持ちでいっぱいです。終わってしまえこんな世界。
何がヤバいって、まず色がヤバい。
だって白と赤ですよ？？？？？？？
何をどういう思考回路でデザインすれば、こんなおぞましい配色を思いつくんでしょうか？
私の個人的な感覚ですが、白と赤、あるいは白と黒みたいに「明度の差が大きい色が組み合わさって」集合体として存在すると、かなり不安感が増す気がします。
たぶん、色の差がハッキリしていることで、より集合体としての存在感が強調されてしまうのかもしれません。
あと、白色と赤色というチョイスが、実際ありそうな植物に見えて生々しく見えてしまうんですよね。
もしかしたら、参考にされた植物があるかもしれません。調べようなんてぜっっっっっったいに思いませんが。
これがもし青色とか、虹色とか、あんまり植物に見えない配色だったらもっと平気だった…かも。たぶん。
ちなみにこの物体、切り付けると赤い液体が飛び散ります。
こんな情報、本来であれば私は知る由もなかったのですが、フレンドとマルチで遊んでいた時に判明しました。
んなもん知りたくなかった。
②ブツブツ感、立体感がヤバい
集合体はなんであれ怖いというのが、集合体恐怖症の人間にとって大前提の話です。そこに貴賎もクソもありません。
怖いもんは怖いし嫌なものは嫌だ。なんであろうと、見せられると瞬間湯沸かし器のごとく怒ったってしょうがありません。
しかしやはり立体物だとか、リアルなブツブツ感が強いと、その恐ろしさも倍増しでやばくなります。
そこへ行くと、ケイリッドの集合体群は合格点です。こんな合格点、出したくないけど。
見てくださいこの遠慮のない蔓延りっぷり。
ここは地獄か、異世界か、異界の惑星か。ヤバいクスリでもキメた人間の精神世界か。
無数の集合体が、塊として地面にくっついたり、果ては枯れ木の上にまで存在しているのです。
このボコッ！とした塊が存在しているのが、もうもうもうほんっっっっっっっっっっっっっっっっっとうに無理。
あと、大きいし。大きいってシンプルながらもリアルな恐怖の演出だと思うんです。
そりゃ小さくたってこんなものが存在していたら嫌ですが、小さかったら視界にいれなくてもすむじゃないですか。
それがこのサイズ感なんですよ。
こんなもん、見ないようにするのが無理です。
私はキツすぎて、ケイリッドはほとんど地面を見ながら攻略してました。
でも地面にもこれがあるんで、後半は空を見たり、薄目で画面を認識できないようにして進めてました。もう半ば意地です。
本当はブツブツ感とか立体感は、近づいてじっくり画像を拝見してもらうべきなんでしょうが…。
…………………。
いや、無理…。
許してください……………。
③バリエーション豊かすぎてヤバい
これが一番語りたかったことです。語りたくないけど、今回の記事のキモというか。
声を大にして言いたい、1番のヤバさです。
この集合体、いろんなバリエーションがあるんです。
何のこと？と思われるかもしれません。集合体に違いなんてあるのかと。
それがあるんです。
恐怖症の人間からすると「ちょっとヤバい集合体」と「すんげーーーーーーーーやばい、今すぐ作ったやつを張り倒したい集合体」ぐらいには違いがあります。
それではバリエーションごとに見ていきましょう。
いやもうこの記事ほんとになんなんだ…？地獄の博覧会か？
『スタンダード集合体タイプくん』
まずはケイリッドで最もスタンダードな集合体くん。
大きめの、歪んだ丸で構成される塊の集合体。このタイプが一番見られる形ですね。
書いといてなんだけど、スタンダードな集合体ってなんだ。
スタンダードとは言いますが、集合体恐怖症人間にとってのスタンダードなんて、褒め言葉でもなんでもなく寧ろ憎悪の言葉です。
こんなものがあるから我々の恐怖が生まれてしまう、ストレスの元凶とも言える存在です。
即刻焼き払いたい。そんなMODがあるなら是非入れたい。
『岩肌集合体タイプくん』
次は岩にくっついた苔みたいなタイプです。これは遠目に見るとただの白い壁にしか見えません。
模様も薄めで、ぱっと見ただけだと集合体だと認識しない人もいるかもしれません。これぐらいであれば、私もあまり怖くはありません。
だからと言って見たいとは思いませんが。
『木の肌でうっすら見える集合体くん』
ガーーーーーーーーーーーーッ！！！滅びろ滅びろ滅びろ滅びろ滅びろ！！！！！！！！！！！
個人的に厄介度No.1の集合体です。
枯れ木の樹皮にうっすら浮かび上がってくるタイプ。
何が厄介かというと、これは「見づらいけれど、ふとした瞬間に目に入ると確実に集合体だとわかる」からです。
先ほどの岩肌タイプくんのように、よくよく見て、まあ集合体かな…？というのとはワケが違います。
例えば。
いろんな敵を倒し、ステージを進み、やれやれ一息……。
と、息をついた時、なんでもないと思った枯れ木にこれがある。
こんなもんタチの悪いドッキリです。本当に背中がヒヤッとします。
ホラーと似た感覚ですが、油断した時に見えてしまうというのがつらい。
もうなんか、具合悪くなる。泣きそう。
『木の根元のちっこい集合体タイプくん』
アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！
あーーーーーーーーーーーーー無理ーーーーーーーーー！！！！！！無理無理むり無理ーーーー！
これが一番嫌いな集合体です。
もうこの…なんだ、すいません、言葉がでてきません。
えーっと、あれです、ちっちゃめのブツブツが集まってるのが嫌なんですよ。
先ほどの木の肌タイプくんと同じように、ふいに視界に入るのがダメです。無理。
あんまり近づきたくないのが、画像からも伝わってくると思います。（これでも頑張った方です）
あとは…えーっと…いや、もう、帰っていいですか…勘弁してください………………。
なんかもう、察してくれ…………。
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以上、ケイリッドについて集合体恐怖症の人間が語ってみる作文でした。
こんなネガキャン紛いの行為しといて今更何をって感じですが、エルデンリングは面白いゲームです。
向き不向き、好き嫌い、不満や要望は当然あるとして、それでも沢山の素晴らしさが詰まったゲームだと思います。
そのうち、普通に良いところを語る記事も書きたいです。
もし「ケイリッドやばそうだけど、ちょっと興味もったからエルデンリングを遊んでみようかな」と、
そう思ってくださった方がいたなら、この慟哭の作文を書いた甲斐があるというものです。
この記事でエルデンリングに興味持つ人がいるのか、凄い怪しいですけど。
むしろ買うのやめちゃう人の方が多いんじゃないか？
そんな感じで、お疲れ様でした。
ところで。
ケイリッドでは、こんな場所で商売をしている、商人がいます。
お前は今すぐ店を構える場所を変えろ。
おわり。
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