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【今更】eden* をプレイしてみての感想

minoriから販売されている eden*
本作品は、破滅へ向かう地球からの脱出計画を進行する人類を救済する為に移民船を作り、星の最後を見届ける話である。
 破滅へと向かう地球を見届ける二人には美しいものを感じた。またどんな結果であろうと、自らが選択した結果に前向きで生きていく姿には影響を受けてしまった。
 古い作品ではあるものの、立ち絵は目や口元が動きCGも結構な数があるのでアニメのように見入ってしまった。サントラも素晴らしく物語に通ずる美しい曲調なものが多く癒やされた。一番好きなのは「Sion」ですかね。



eden*はDMMで買う事をオススメ
steamでも販売されていますが、日本語が対応していない。またDMMで買う方がパッケージ版より安く買えます。筆者はパッケージ版を買ったのですがまさかの全年齢版だったので、R18シーンはありませんでした。


プレイ時間

プレイ時間:10時間ほど

プレイ時間は上記に記載している通りで短かく選択肢の無い一本道でした。
一日で終わるほどのボリュームなので、ノベルゲーム初心者にもオススメ。


感想


シオンは高い知能と不老長寿の体をもつフェリクスという存在であり、その高い知能で移民船を開発し人類救済への貢献をした。だがシオンはその能力の高さゆえに、自由を与えられることはなく外の世界を知らずに、この地上を去らなければならない。
それが、人々を滅びから救い出した少女に与えられる運命とは納得いかない。シオンの優しさを受けた者たちが、シオンを縛り付けるといった皮肉が辛かった。

宇宙がどれだけ広大であっても、その片隅に閉じ込められるだけなら、
 私は・・・
・・・そんなところに行きたくない

©eden*

そんな、彼女を過去からの後悔も含め救うことに決心した亮は基地からの脱出を計画する。人生は人それぞれであり、自分のために生きるか、人のために生きるか、それは自由。だが、彼女の境遇を知るもので彼女を救いたいと思わない人はいないだろう。


最後に

個人的には短編物の作品ではかなり好きでした。シオンは星の最後を見ることができずに亡くなる。亮はたった一人残されるので本編をプレイしないとバッドエンドに感じるかもしれない。だが、クリア後に振り返るとハッピーエンドと逆に感じた。シオンは外の世界を体験し、亮はシオンの為に生きていく。そして、シオンは最初で最後の恋をし人生を終わらせる。
また、最後のシーンはプレイヤーの涙腺を崩壊しにいってました、完璧に。
あまり知られていない作品ですが、シナリオは一級品なのでこの記事を機にプレイして頂ければなと思います。


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