教育の現場で起きていること

高校の先生の話。
「人の話を聞く力」が
年々弱くなってきているそうだ。
従来型の1クラス40人前後の
集団授業形式の限界がきている
と感じるそうだ。
教師がじかに語りかけないと
関心を示さない生徒が増えている。
集団の中でいろいろ聞いたとしても
自身の心に響かない。
この現象が低学年から確実に進行しているとも。
 
なぜなのか?
あくまで推測による私見に過ぎないが
幼い時から
「ゲーム機とにらめっこ」する時間が多かった。
今はスマホにかじりつき。
そういえば
ファミレスなどに家族で来ていても
各人がそれぞれのスマホとにらめっこで
会話の無いテーブルを見かけることも少なくない。
 
また核家族化と親の多忙による
「家族の会話時間」が
めっきり減ったことも考えられる。
こうした背景で
常に「自分とスマホ」のように
向き合うものが単一となり
対象が自分に向いてくれていなければ
関心が湧かなくなったのかもしれない。
 
ではどうしたらよいのか?
学校現場では
教師からの一方通行型の授業ではなく
「グループで話し合い 結論を導く」
といった双方向型の授業が定着しつつある。
 
家庭ではどうするか?
これは意識して会話するようにしないと
『接触時間・接触面積』の拡大が望めない。
特に親の先導意識がないと改善が見込めない。
子どもたちの国語力が落ちている
と叫ばれて久しい。
特に「語彙力」の脆弱さは危機的な状況とも。
話し言葉の中に擬声語・擬態語が非常に多くなった。
状況に応じた適切な言葉を見つけられない
子どもが多くなった。
家族の会話時間を増やすことで
少しでも解決に導けないだろうか?
 
就職試験における各企業の採用担当者は
採用に関し最も重視するポイントは
「コミュニケーション能力と調整力」と
他の項目を圧倒するポイントで1番に挙げている。

明日から…ではなく
今日から家族との対話時間を
積極的に増やしませんか?

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