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【ネタバレあり】ブラック・パンサー ワカンダ・フォーエバー感想

ワカンダ・フォーエバー!
せいたろうです☕

ついにブラックパンサー2作目のブラック・パンサー ワカンダフォーエバーが公開されました。note始めた時から感想書きますって言ってましたので満を持して感想を語っていきたいと思います✌
内容はめちゃくちゃネタバレありなので見てない人は気を付けてください。

感想

冒頭のシーン

まずは冒頭のシーン、ティ・チャラが亡くなる場面ですが、シュリがハート形のハーブの復元を試みるも間に合わせる事ができませんでした。そしてティ・チャラの眠る棺桶を前にシュリが泣き崩れ、自責の念に駆られている様子でした。
これは辛いシーンでした。ティ・チャラ役のチャドウィックさんが亡くなられたときも突然のことで困惑したのを思い出します。どうにか助からなかったのか?少しはそんなこと思った時もありました。
シュリは「ハーブがあれば兄さんは助かったのに」と思ったことでしょう。しかもティ・チャラは病に侵されていたのをギリギリまで誰にも伝えなかったんですね。
チャドウィックさんもティ・チャラも、慈愛に満ちた人ですから心配させまいと病気を隠していたんだと思います。

ワカンダ近隣の歴史

国母ラモンダが統治者に就いてからは主に2つの国が資源=ヴィブラニウムを狙っている様子でした。フランスとアメリカです。MCUのフェーズ4はちょこちょこ過去の暗い歴史を覗かせてきます。意図的にね。今回はフランスとアフリカの問題ですね。過去アフリカの多くの国がフランス領でしたからね。(イギリス、ポルトガル、ドイツ、イタリアとかも植民地持ってましたけどね、そこんとこどうなんでしょうね)
ワカンダを援助しているマリ共和国にも軍隊を向けたのもフランスのようでした。マリは新帝国主義の時代にフランスがセネガルの領地を拡張させる形で征服してフランス領スーダンと呼ばれていた歴史があります。フランスから独立してマリ共和国を名乗ったのは1960年の事です。しかしその後は紛争やらクーデターやらが勃発しフランス軍が対テロ部隊を常駐させてました。最近は情勢に変化があり、マクロン大統領が今年の8月に駐留部隊を撤退させました。マリの仏軍撤退のニュース記事を載せておきます。

ワカンダの歴史

今回、実はヴィブラニウムがワカンダ以外にもカリブ海の海底にも存在することがわかりました。オコエ隊長も混乱してましたが、そうですよね、あのワカンダの歴史は!?ってなりますよね。まあヴィブラニウムの隕石が空中分解してアフリカとカリブ海に分かれたのか、別々に落ちてきたのかは不明ですが、複数個所に存在するということですね。地球は海のほうが多いですもんね、あり得る話と思います。

タロカンの場所

タロカンの民のルーツが1570年ごろのユカタン半島でコンキスタドールの持ち込んだ病原菌から逃げて海に進出した原住民であることが明かされました。なのでマヤ文明っぽいんですね。ククルカンもマヤ神話の神ですものね。そんでまーた全部白人のせいみたいな印象を受けさせられました。うーん…
タロカンの場所は恐らくカリブ海か大西洋のどこかなのでしょう。ラモンダが交渉の場所に選んだのがアフリカ最西端のカボベルデでしたし、接触したナキアもハイチにいるので、その辺にあるのは確定だと思います。私はインド洋と予想したので大外れです。

リリ・ウィリアムズ

なんとヴィブラニウム採掘機を作った張本人として登場しました(笑)さすが若き天才。なんたって3歳から機械いじりしてるってんですものね。爺ちゃんに車整備を教えてもらい、今でも車を大事にしてるみたいです。ドラマでもあの車は再登場しそうですね!たのしみ。
リリは既にアイアンハート・アーマーを数年がかりで完成させてました。まだ肌の露出が多かったです。このあとぶっ壊されて、ワカンダで強化版とも呼べそうなアーマーを作り上げました。コミックに登場するアイアンハートModel3にとても近いシルエットでした。ドラマで再登場するときはあのアーマーで活躍することでしょう。
リリ本人は明るく気の強い少女だなあという印象でした。囚われたときにちょっとオタクなたとえ話してたのが好印象です。彼女が今後ケイト・ビショップやカマラ・カーンと接触したときすごく楽しいことになりそうだとワクワクさせてくれました。

アイアンアーマーMod.3

バレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ再登場

まさかの結構しっかり出てきました。それもFBIに長官として。なるほど、あなた長官ですか。今回は髪を下した状態でした。やはり似ていると僕が思ってしまうのが、ビクトリア・ハンドです。エージェントオブシールドに出てきた人です。前髪の赤いのが紫になっただけですよ。映画のヴァルさんが「サンダーボルツ」の結成に関わるようですが、ビクトリア・ハンドはコミックで「ダークアベンジャーズ」の結成に関わります。果たしてダークアベンジャーズが登場するかはわかりませんが、ちょっと類似しているかもと思います。

ビクトリア・ハンド

ミッドナイト・エンジェル

まさかのミッドナイトエンジェル登場です。ドーラ・ミラージュの精鋭部隊ですね。映画ではシュリが作ったアーマーを着て闘いますが、原作の鎧とそっくりでした。オコエとアネカの二人が着用してました。原作ではティーラという人物をリーダーに、アヨ、アネカを含めた6人で結成されます。遮光土偶のようなマスクが特徴的で結構好みのデザインでカッコ良かったです。

原作のミッドナイト・エンジェルズ

シュリが選んんだパンサーのスーツについて

シュリはタロカンの民を水生生物に変えたビブラニウムを含んだ草からハート型のハーブを複製させることに成功して、すり潰して内服します。しかし、夢に現れたのは兄ではなく、キルモンガー(ウンジャダカ)でした。ブラックパンサーの後継者に選ばれなかったんですね。世界への復讐のためだろ?と言うキルモンガーの言葉を何度も否定していましたが、お兄さんの葬式とかお母さんの葬式で結構そんなこと言ってたんですよね。心の奥に思っているのはやはり世界への復讐心だということでしょう。
結構ショックでしたね。夢から覚めて荒れるシュリ見るのも結構つらかったです。彼女が選んだのは兄のスーツではなく、キルモンガーのスーツでした。兄のブラックパンサースーツを着るべきではないと思っての事でしょう。闇堕ちしなくてよかった…
最後はハイチでお葬式の服を燃やせて、やっと故人とお別れできました。彼女は復讐心を制御して敵の総大将の首を取るのではなく、降伏によって戦争を終わらせました。殺してたらまた誰かの復讐心を生むだけですから、偉かったです。兄に頼らなくても立派にワカンダの守護者を務めることができるでしょう。

ブラックパンサーは帰ってくる

ブラックパンサー3が作られることが決定しました。次はきっと、大きくなったあの子がブラックパンサーを着る番です。涙腺がゆるゆるになりましたよほんとに。映画館中ですすり泣きが聞こえてきて、うんうん、そうだねそうだねって心の中で思いました。ワカンダ・フォーエバー!ワカンダよ!ブラックパンサーよ!永遠に!

まとめると、最初はチャドウィック・ボウズマンのブラック・パンサーがいなくてちょっと寂しい気持ちでしたが、シュリがパンサーのスーツを着て闘い、新しい息吹を感じ、感動で胸が熱くなりました。フェーズ4のラストを飾る作品としてとても良かったと思います。さあ、前を向いて行こう!未来が待ってる!そんな気持ちにさせてくれたと思います。
さあ、来年は「フェーズ5」が始まります。ついにラスボスの征服者カーンが姿を現しますし、「マルチバース・サーガ」らしい内容に移行していくんじゃないでしょうか。楽しみに待ちましょう!

ではまた。

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