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人間はどんな環境でも順応することができるー『砂の女』(1964年公開)ー


物語をかいつまんで紹介

虫取りをするために砂漠にいる主人公。彼は夜遅くなり帰るためのバスがなくなってしまい蟻地獄のように穴の中にある家に泊まることになった。

1日たち穴から出るために、入ってきたときに使った縄梯子を探した。しかし、縄梯子は取り除かれており、自分は穴の中に閉じ込められたことを自覚する。

最初は逃げ出すのに必死な主人公でしたが、次第に逃げる気力を失い砂の中の生活に順応していく。

という物語です。


感想

原作がすごく好きなので映画を見れて良かったです。亡くなった叔母が何故か『砂の女』の小説を2冊持っていたので気になって読んでみたところ不思議な世界観に引き込まれたことを想い出しました。

オープニングのキャスト紹介のシーンはとても独特なものでおしゃれに感じました。自分の存在を保証できるものとして、指紋、印鑑などが使われていた点が良かったです。

ラストも小説と同じで失踪届けの紙で終わっていました。個人的にはちょっと長い気がしました。あと、話が難しかったです。

小説を読んだことがない人はぜひ読んでみてください。とても素晴らしいですよ。



映画情報

勅使河原宏監督作品
安部公房原作・脚本
147分
モノクロ
YouTubeで視聴


#映画
#映画レビュー

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