当時の辛さは当時、語れなかった

昔の家庭内での辛い経験は、大学生になって一人暮らしを始める前の約14年間くらいには及んでいたと思う(年齢イコールではない)

当時の自分の性格は、引っ込み思案、空想好き、すぐ泣くなど典型的な弱いタイプだったと思う。

正直、家庭以外でも結構困難な人間関係に直面していた、それを避けられる状況になかったことは結構事実だと思う。

最終的に、その人のことが嫌いになったとかそういうわけではなかったけど。

さて本題に戻るけど、その当時私は家庭内での問題を人に共有することはしなかった。
できなかった、というよりもそもそもそんな考えがあまりなかったからだと思う。

家庭内のことを他の人に話すことは、なんとなくタブーのような雰囲気を感じていたし、みんなそんな話しないから。

しかも、家庭内で起きていることは当時はまだなんとなくの領域だったが、タブーなことだと思っていたので、これを人に相談するとして、親の立場が危うくなるのではないかと思って、言えなかった。

もちろん、両親のことは嫌いではないし、大変だよなと同情することはあるので、お前の親やばい!!と、思われることさえも嫌だった。

今思い返すと、複雑な心境を抱えながら生きていたんだ自分となるが、当時の自分にはこんなに自分の気持ちを言語化する能力はなかったので、今になって描写しているという状況である。

だから、当時はなんとも言えない辛さをただ抱えていた。

そのせいで、とは100%言い切れないかもしれないけど、人に対して意地悪になったり、自分に対しても全然大切に扱おうとしなかった。

あと、知り合いじゃなくても助けてくれる人、環境は探せばなんとか見つかる、ということについても、今になってわかったことだ。

けど、子供の頃って何もわからないのは大半の人がそうなんじゃないかなと思う。

私は、そんな子供に対して理解できる大人でいたいなと思う。
たいそうなこと言って、できるかわからないけど笑

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