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生成AIを使って統計用語をマスターしよう!#1

前回の記事で,統計用語を学び直していきたいということを書いていきました.

そこで今回は,実際に生成AIを用いて統計用語を学んでいく過程を書いていきます.

ということで,まずは統計検定2級の問題ででてくる用語を確認してみます

統計検定2級の範囲

うーん,かなり量はありますね.これらの単語をSEEIメソッドで説明してもらうことにしました.

SEEIメソッドは以下の流れで説明を行う型のことです.

・State It :ひとことでいう
・Elaborate:詳しく言い換える
・Exemplify:例をいう
・Illustrate:視覚化する

個人的には視覚化するという要素も入っているので,理解も進むいい型だなーと思っています.

しかも視覚化は生成AIが得意なので,SEEIメソッドと生成AIの相性は良さそうです.

実際に統計用語をSEEIメソッドで説明してもらいました↓

あなたは統計学の専門家です.以下の統計学に関する用語をSEEIメソッドで説明してください.

#制限
・State It :実生活で出てきてイメージがしやすい例を使うこと
・Elaborate:小学生が理解できるように言い換えること
・Exemplify:小学生が理解できるような例を使うこと
・Illustrate:記憶に残るようなインパクトのあるきれいなアート風のイラストを作成すること

#入力
・データソース
・公的統計

このプロンプトを投げると,イラスト生成までしてくれました.

データソースと公的統計の説明は以下のようにしてくれました↓

データソース (Data Source)

State It

データソースとは、情報やデータが集められる場所や手段のことです。例えば、学校のアンケート、交通量調査、オンラインの購入履歴などがデータソースにあたります。

Elaborate

データソースは、情報を集めるための出発点です。例えば、学校でみんながどんな教科が好きかを調べるためにアンケートを取る場合、そのアンケート用紙がデータソースです。

Exemplify

例えば、あなたがクラスで一番人気のあるおやつを知りたいとします。クラスメートに「どんなおやつが好き?」と聞いて、それをメモすることがデータソースです。

Illustrate

ここでは、クラスメートが大好きなおやつの情報を集めているところを描いたイラストを作成します。

公的統計 (Official Statistics)

State It

公的統計とは、政府や公的機関が作成し、発表する統計データのことです。人口統計や経済指標、失業率などが含まれます。

Elaborate

公的統計は、国や市町村が発表するデータで、みんながどれくらいの収入を得ているかとか、どれくらいの人が住んでいるかなどを調べるために使われます。

Exemplify

例えば、政府が発表する「日本の人口は何人いるか」というデータや、「失業している人は何人いるか」というデータが公的統計です。

Illustrate

ここでは、政府の役人がパソコンで統計データを整理し、大きなスクリーンにグラフを表示している様子を描いたイラストを作成します。

小学生が理解できるような説明という制限を入れることで,わかりやすい説明と例をだしてくれました.

次に,これらの用語に関する理解を深めるために,問題を考えてもらいました↓

以下の統計用語に関する実際のデータを用いた問題を出題してください.

#入力
・データソース
・公的統計

出てきた問題がこちらです↓

データソース (Data Source)

問題:

ある学校で、生徒たちの好きなおやつについてアンケートを実施しました。アンケートの結果は以下の通りです。

おやつの種類票数クッキー30チップス20フルーツ25チョコレート15キャンディ10

  1. このアンケートのデータソースとは何か説明してください。

  2. このデータを元に、クラス全体(100人)の中で最も人気のあるおやつはどれか、票数を割合で示してください。

  3. 最も人気のあるおやつの票数がクラス全体の何パーセントを占めるか計算してください。

公的統計 (Official Statistics)

問題:

政府は、毎年人口統計を発表しています。以下は、ある都市の人口統計データです。

年 人口(万人)
2015 50
2016 51
2017 52
2018 53
2019 54
2020 55

  1. このデータの公的統計とは何か説明してください。

  2. 2015年から2020年の間に人口はどれくらい増えましたか?

  3. 毎年の人口増加率(前年からの増加率)を計算してください。

こんな感じで問題も出してくれますし,解答例も出してくれます.

今後はSEEIメソッドを起点にしながら,用語に関する理解も深めつつ,統計検定2級の過去問の回答の復習も行っていきたいと思います.

今回は統計で行っていきましたが,他の科目にも応用できそうです!

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