DXあんとれ 備忘録 No.1

SUNABACOのDXアントレプレナー講座を受けた中で、毎回まとめるのは中々ハードルが高いと思うのですが、せっかくの機会なので講座での気づきについて、1週間単位ぐらいでまとめてみたいと思います。

①デジタルは魔法ではない

前提としてデジタルよりもアナログの方が情報量が多い。現実世界のアナログな情報の中から必要な情報を削る(抽出する)行為がデジタル化。
デジタル化したから便利になるというのは幻想。デジタルは魔法ではない。

うちの銀行での(他でもそうなのかな?)デジタル化が業務を楽にしないのは各業務をデジタル化したうえで、アナログな方法も維持しているからなのかな。

何の為のデジタル化なのかを最初に認識していたら、どの業務どのプロセスを削るのか(デジタル化するのか)から考えるので、よっぽどの事でない限りアナログな方法を残すという選択肢は出てこないはず。
そこのスタートラインを間違えたら間違った結果しか生まれない。


②探索→学習→実践のループとPDCAサイクルの違い

「やったことのないこと」を「どうやってやるのか」
探索→学習→実践の3ステップを徹底的に繰り返す。同じような概念のPDCAサイクルとの違いはP(PLAN=計画)がないこと。
時間をかけて計画を立てたところで、そもそもやったことないことをやろうとするのだから計画の立てようがない、立てたところですぐに前提が変わることもある。

PDCAサイクル自体は銀行が好きな考えである。それは組織内でも顧客に対しても。特にPの計画について中期経営計画、創業計画、再生計画等等、とにかく計画が好き。
個人的に計画自体は不要とは思わない。アジャイルと行き当たりばったりは違うと思うのですが、いかんせん計画に固執しすぎる傾向が強い。
計画を立てる事は必要だが、計画と現実がずれた時に柔軟に計画を修正出来ないなら計画なんて無い方が良いという結論になる。
柔軟な計画 > 無計画 > 固執された計画


③習ったことは信じてはいけない

一番大事なのは自分で考える力。正解は人によって、状況によって、時代によって変わる。②の計画と重なる部分もあるが、変化の時代のなか、決して一つの考えに固執してはいけない。

極端に言えばこの講座で習ったこともいつか時代遅れとなる可能性もある。だから情報を鵜呑みにするのではなく、自分の中で疑って咀嚼して整理して考える事が大事。
そしてそれ以上にそうやって整理した考えをアウトプットする事はもっと大事。その為のツールがX(Twitter)であったり、noteであったりする。アウトプットする事により得た反応をもとに再度整理しアウトプット。その繰り返しが習ったことを信じないという事の本質なのかなと思いました。


データ活用だのデジタル化だのIT化だの…DXに至る前の段階で、もっと考えを修正しなければならない事が多々あるのかなと再認識しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?