見出し画像

未編集後記

 とりあえず、この記事を以って連続して書いてきたアパラチアントレイルの旅行記は終了です。始めから読んで頂いた方、長いことお付き合い頂き感謝致します。途中からこの記事まで読んで頂いた方、よろしければ始めからご覧下さい。
 先ず、旅行記を書こうとした理由は、アパラチアントレイルの為に恩返ししたいと思ったからです。旅行記を読んでもらい、このトレイルに興味を持って欲しいのです。日本でアメリカのロングトレイルと言えば、一番人気のパシフィッククレストトレイル(PCT)です。ダントツの人気です。現状では、パーミット(許可証)を貰うのに高い倍率の競争に勝たなければなりません。
 私は2020には、パーミットが取れたのですが、コロナ禍で行けませんでした。2022には、競争に負けて行かれませんでした。現状では、アパラチアントレイルでは人数制限のあるパーミットは不要で、歩いている時に手に入れる事ができます。混雑を避けるため私の実行したフリップフロップ(途中から歩き始め、北のゴールまで行き、スタート地点に戻り南下する)が推奨されています。
 アパラチアントレイルを歩くハイカーが少なく、スルーハイク(全行程歩行)する日本人は年間で数人だと思います。ホステルの主人に訊くと、場所によっては私が初めてだと言われたこともある位です。
 記録を残す事が歩く目的ではありません。雨の時、辛い時は写真がありません。文字の記録も一行足らずのものがあったりなかったり、2、3日分まとめて書いたりで済ませていました。そうそう毎日記録すべき内容も無いですよね。
 友人が利用しているnoteで発表しようと考え、ペンネームも歩きながら考えました。歩いている時は、頭をあまり使っていないので、いろいろな事を考えていました。そして考えに注意が向き過ぎると、違う道を歩いている事が良くありました。
 美国(ミクニ)は中国語でアメリカを表します。俳句はもちろんHIKE(ハイク)です。記録を書く事は自分で思い出す行為であり、旅を続けている気にもなりました。偶然にも歩いたのと同じで4か月かかりました。これで終わるのは淋しい気がしますが、その時が来ました。さようなら。またどこかでお会い出来ますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?