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2024年度実践記録#5 帯指導

 毎週投稿を‥と思っていたのですが、先週は疲れからか投稿ができませんでした。今週からまた、今年度の実践を少しずつ書きまとめていきたいと思います。お読みいただいた感想等あれば、お寄せいただけると嬉しいです。今回のテーマは「帯指導」。今年度、意識して取り入れている実践です。

帯指導のススメ

 帯指導という言葉に出会ったのは、X上でのこと。スタプロを主催されている山崎克洋先生(かつ先生)のご著書『続ければ本物になる 帯指導の教科書』を知ったことで、興味をもちはじめました。

購入し読んでみた結果、「これは面白い!」となり、今年度実践してみることに。「帯指導」とは、授業の中で毎日のように継続して行う活動のことです。実際にどのような活動をしているのかをご紹介します!

国語

 国語では、「漢字スキル音読」と「漢字学習」に取り組んでいます。授業のスタートとともに、漢字スキルの音読を始めます。タイムをはかり、伸びを感じられることもあり、子どもたちも真剣に取り組んでいます。土居正博先生のご実践を参考にしています。

 次に、漢字スキルの中から新出漢字の確認に進みます。「空書き」「指書き」をして、毎日3〜4字ずつ進めています、学年があがるにつれ、まとまった「漢字」の時間が取りづらくなっていってしまう自分がいたので、この方法はとても良かったです。確認後、少しスキルで練習する時間をとり、教科書の内容に入っていきます。

算数

 算数では授業開始とともに「Kahoot!」を使い、その単元につながる前学年の内容や、その単元で学習した内容の理解度の確認をしています。やればやるほど「遊び」の力の大きさに気づく、このKahoot!。楽しそうに、でも確実に学習に取り組む姿勢がつくられます。良い問題をつくってくださっているクリエイターさんの力を借りながら、さまざまな問題に取り組むことができています。

社会

 社会では「替え歌」と「地名探し」に取り組んでいます。「替え歌」は山崎先生のご著書で紹介してくださっていた歌をみんなで歌っています。歌詞を覚え始めている子も増えてきました。楽しみながら自然に都道府県を覚えていっています。

 歌を歌った後は、地図帳を使った「地名探し」。これがびっくりするぐらい盛り上がります。簡単に言えば、地図帳の特定のページを開き、前に立った人が言った地名をその中からさがすというもの。個人戦→チーム戦と取り組んでいますが、どちらも本当に盛り上がります。楽しみながら、遊びながら地名を覚えることができています。

まとめと今後〜帯指導はいいぞ!〜

 ということで、ここまで国語、算数、社会で実践している帯指導について書いてきました。ここまで実践してきて感じている「帯指導」のよさは、
・自然と子どもたちが授業に入り込める。(はじめの挨拶がいらなくなる)
・やることがわかっているので安心してスタートできる。
・学習が苦手な子も前向きに取り組むことができる。
・学んだことの確認ができる。
です。これは続けるしかない!と思っています。運動会が終わったら通常の体育が始まるので、その中でも取り組んでいきたいと思っています。また、山崎先生がご著書の中でも書かれていますが、「変化をつけること」も意識していきたいと思っています。同じ活動でも変化をつけることで子どもたちが飽きず、楽しく取り組めるように考えていきたいと思います。まとめると「帯指導はいいぞ!」おすすめなので、ぜひ「帯指導の教科書」を読んで実践してみてください。