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『まなざしとチューリップ』 元気を貰う

こんばんは。
今回のイラストは、特に前からお話があるというものではなく、ふと思いついた
花に留まっている妖精と目が合った瞬間というイメージから描いていきました。

まなざしとチューリップ

背景がなかなか思いつかず、方眼の模様を付けてみましたがまだ画面が寂しく、考えた末、鉤括弧のフレームにして、最終的にカメラを通して見ているようなイメージになりました。最初からのイメージとは少し変わりましたが、こうなるべき所に落ち着いたのかなと思います。蝶々の女の子は、描いている間に私の頭の中では、妖精なのか、蝶々が目のあった人にそう見えているだけなのか、蝶々が変身しているものなのか、どういうものなのか曖昧でよくわからない存在になっていきました。

次はもっと早くと思っていたのに、もう1ヶ月も経ってしまいました。今回は、忙しくて書く時間がなかったというわけではなく、しばらくの間、軽くですが気力が無くなっていて、絵を描こうという気持ちが途中で薄れてしまっていたからでした。投稿頻度の高い方々からすればもっと頑張れと思われることと思います…
原因ははっきりしていませんが、思い当たることがなくはないという感じです。
そんな状態でしたが、今は持ち直し、絵を仕上げることができました。
後で気が付きましたが、その助けになったのは中村佑介さんのイラスト展でした。
20年間の数多くのイラストが展示されていて、所々に絵の中の女の子が等身大パネルで飾られていて、楽しい空間になっていました。カラーの出来上がりの絵の下には白い紙におそらく黒いペンで手描きされた線画も展示されていました。線画は手で懸命に描かれたんだということがより伝わってきて、温もりが感じられるようで愛おしく、やっぱり中村佑介さんの絵は好きだなあと改めて思いました。多くの方が感じていることとは思いますが、どの絵も誰も思いつかない様な緻密で考え抜かれた構図で、可愛らしさとユーモアが入り混じった、くっきりしている絵なのに優しい不思議な世界が広がっていて、絵を眺めているのはとても楽しい時間でした。
以前から中村佑介さんのイラストは知っていましたが、現物を間近で見るのは初めてで、来て良かったです。隣の販売スペースで、カレンダーと今年限定の浅田飴を買って帰りました。
その日は大分ぐったりしていたのですが、次の日になって暫く放っていた料理や洗濯をして、絵もやる気が出て再開しました。後になって、あの時イラスト展に行って元気を貰ったんだなと気付きました。(許可も出ている展覧会なので写真を投稿したかったのですが、スマホから写真を今書いているタブレットに移すのがうまくいかず載せられませんでした。)
展覧会は心斎橋のパルコで2024年1月8日まで開催されているので、中村佑介さんの絵が好きな方は是非行かれてはいかがでしょうか。
元気がない時は好きなものを見たりすることが本当に大切だなあと感じた体験でした。

ここまで見てくださった方、誠にありがとうございます。



2024/1/28   イラスト修正分に変更




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