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#14 年始の獅子舞

ほら、飽き性だから。
noteも全然更新してない。でも年明けたので久しぶりに書いてみることにした。
あけましておめでとうございます。

いつも正月休みは夫と私の実家に帰省する。
そして2日の朝は、地域の方と兄たちが神楽舞を行う。兄は獅子舞を、もう一人の兄は横笛を担当している。コロナ禍の時は中断されていたが、それ以外は毎年見に行っている恒例行事だ。
地域の山の中にあるひっそりとした小さなお社の前で、獅子舞は優雅に舞う。その始まりは江戸時代にも遡るらしいが、誰もそんなことは知らない。小さな片田舎で、ひっそりと行われる神事である。

若い頃の兄の獅子舞は、動きも柔軟で流れるような舞に実際よりも大きく感じられた。横笛も遠くに届くほどの音量と鋭さで、私はあの横笛を超える笛を聞いたことがない。(身内の贔屓目もあるけど)
今は年齢を重ねた分、あのダイナミックな獅子舞と横笛は見られなくなったが、後継者がいない中「正月からめんどうだなぁ…」とボヤきながらも伝統を守り続ける兄たちがとても誇らしい。

自身の記録のために動画を取りながら、2024年の始まりを思う。
どうか兄たちの獅子舞が、少しでも悪いものを祓ってくれますように。

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