ずっと底へ。
フラスコに収まった右脳。
0と1を繰り返す左脳。
発光する酸素と金剛。
トライアングラーな、命。
監視し合う、パノプティコンの、自意識。
炭酸水を床に溢した。
床で弾けた二酸化炭素、気化した、私。
床に染み込んだ、水、私。
分離して、元にもどって、はなから、私。
何処からと、何処までが私?
それは花瓶に活けられた命。
いいえ。命も、人間も、特別じゃない。
ただ違う役割をこなすだけ。
ただ、続いていくだけ。
それは美しい、目まぐるしい、苦しい世界。
私は、それを愛するだけの意識、自意識、わたし。
どこまで行っても仏様の掌の上で、あぁ、違うか。
それも私の掌の上だって、気付いてしまった。
第四形態。壁。
それはどちらも同じもので、気付いても気付かなくても、確かにずっとそこにある。
底に、ある。
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