佐々良一

物書きの端くれ。小説を書きます。

佐々良一

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最近の記事

創作大賞に応募したかったんですがおわりです

▶前 自己紹介からはじまったこの記事も今回で十回目になってしまいました。本当に長かったし、本当にいろいろありすぎました。いつまで付き合わされるんだろうとお思いの方、ご安心ください。この件は今日で最後にするつもりです。 岩手。姉がいるかもしれない場所。 もちろんまったくの見当違いの可能性もあるし、たとえ当たっていたとしても会える保証なんてない。 でも行ってみようと思います。なんだかそうしないと駄目な気がするんです。 昨日の夜、もう一度「まさおという名で小学生」を聴いて

    • 創作大賞に応募したいんですが 9

      ▶前 暑いですね。 すみません、ちょっとここ数日暑さでぼーっとなってました。ようやく居間にいる許可が出たので久々の冷房を味わっています。適切な室温だと呼吸が楽ですね。 さて、父の件。 やはり父と姉は連絡を取っていたとしか思えなくて、あのあと母にも聞いてみたんです。(一応姉の記事を見つけた点は伏せておきました) 結果的に母の機嫌を損ねてしまって自室謹慎するはめになり散々でしたが、まぁこれではっきりはしました。 父が姉と繋がっていたのは確定でしょう。そしてどこかのタイ

      • 創作大賞に応募したいんですが 8

        ▶前 なんのために書いているんだろう。 なんのために、睡眠や娯楽の時間を削って、文章を書くんだろう。 そう疑問に思うことはありませんか? 僕はあります。 渾身の作品がたいして波紋を広げるでもなく沈んでいくとき。面白いと思った設定が陳腐に思えたとき。 襲ってくるのです。 「なんで書くんだろう。読まれもしないのに」 という虚無が。 noteでも「書くこと」そのものについて考える人や記事が散見されます。その気持ちがなんとなくわかります。プロでもなければ需要もない。なんに

        • 創作大賞に応募したいんですが 7

          ▶前 「逃げろ」 姉はなぜこのメッセージを僕に向けたのか。 ひとつ謎が解けたかと思えばそれにより新たな謎が湧き出る状況で頭が追いつきません。あれから冷静になって考えてみたのでちょっとまとめていきます。 まずは状況を整理してみようと思います。思うにいまある謎は四つです。 ①何から「逃げる」のか? ②なぜ「逃げる」必要があるのか? ③どうしていま、このメッセージが出されたのか? ④姉はどうやってこの伝達手段を思いついたのか? 自分のなかでの確認の意味もあって書き出して

        創作大賞に応募したかったんですがおわりです

          創作大賞に応募したいんですが 6

          ▶前 姉の記事のちいさな嘘。そのわずかな綻びを、真実への糸口にしたい。 いえ、わかるんですよ。書いてあることは全部本当で別に真実なんてたいそうなものがあるわけない。嘘に見える部分はただの姉の思い違いかもしれないし、僕には不思議に思える不穏な空気感も演出かもしれない。そんな可能性のほうが、はるかに高いってことは。 でも僕は知りたかった。嘘でも、真実でも。それは姉の一部であるのだから。 僕は姉の記事をつぶさに読みました。なにか見落としているものはないかと。 そしてさっき

          創作大賞に応募したいんですが 6

          創作大賞に応募したいんですが 5

          ▶前 あなたはSNSというものを、どうとらえますか? 真実がある場所でしょうか。 虚構にすぎないものでしょうか。 僕はあるときネットで(たしかTwitterだったと思います)とあるアカウントをフォローしました。フォロワー数は数百人くらいの読書垢です。 読書垢なので読んだ本についての投稿が多いのですが、そのアカウントは日常ツイートもよくしていて、ちらほらとアカウント主の生活が垣間見えました。 これから好きな人に会うのにメイクの出来がいまいちだとか、今日のご飯はアポロチ

          創作大賞に応募したいんですが 5

          創作大賞に応募したいんですが 4

          「創作大賞に応募したいんですが 3」で終わりにするはずだったんですが、事態が変わったので書いています。 やっぱり例の記事、姉だと確信しました。 というのも昨日新しい記事が更新され、そこにある内容の一部が、確実に姉のエピソードだったからです。 しかし同時に、僕には不可解な部分がある内容でもありました。 ここまでどの記事かは特定していなかったのですが、おそらく大丈夫だと思うので今回はリンクを貼りたいと思います。 こちらがはじめに僕が見つけた記事です。 そしてこちらが昨

          創作大賞に応募したいんですが 4

          創作大賞に応募したいんですが 3

          ▶前 行方不明というのは、でも、すこし大袈裟な表現だったかもしれません。 音信不通と言ったほうがもしかすると正確な気もします。 いまから十二年前、僕の姉は、僕ら家族との連絡を絶って、どこかへ消えたのです。 僕と姉はごく普通の家庭でごく普通に育ちました。 姉は僕より五歳年上でした。 年がやや離れていることもあって喧嘩らしい喧嘩をした記憶はなく、僕にとって姉は物知りでよく面白いことを教えてくれる親しい存在でした。 姉は大学にも進学し、そこは実家から通える範囲だったので大

          創作大賞に応募したいんですが 3

          創作大賞に応募したいんですが 2

          ▶前 たまたま見かけた記事の作者が姉ではないか、ということ。 おそらくこれを読んでくださっている奇特な方は「その記事はどれだろう」と気になっているかもしれませんが、万一違っていたらお相手の方にご迷惑をお掛けするので、とりあえずここではどの記事か特定するつもりはございません。 また、「なぜ姉だと思ったか」も気になるところかと思います。 それは「アカウント名からそう思った」というのが答えですが、前述の通り姉と確定していないので、実際のアカウント名もここでは伏せたいと思いま

          創作大賞に応募したいんですが 2

          創作大賞に応募したいんですが 1

          はじめまして。 佐々良一と申します。読みかたは「ささら いち」です。「ささ りょういち」ではございませんのであしからず。 普段は他のサイトで小説(たまにエッセイも)を書いている物書きです。 今回、創作大賞に応募してみようと思い立ち、noteをはじめてみました。盛り上がってますよね、創作大賞。祭りというかんじがしていいですね。 何作かストックがあるので、それらをあげようと思ったんですが、実はちょっとトラブル、というか想定外のことがあったので、自己紹介的なnoteを書くに至

          創作大賞に応募したいんですが 1