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私が行政書士になった理由

こんにちは。noteが楽しくていろいろ書きたいことがあふれている天山です。

今日は、私が行政書士になった理由や経緯についてお話ししたいと思います。
少し長くなりますが読んでいただけると嬉しいです。

中学時代編

私が最初に法律家になりたいと思ったのは、中学生の時。

実はこの時、行政書士になりたいとは思ってなくて・・・、何と弁護士になりたいと思っていました。身の程知らずもいいところですよね(笑)

中3くらいになったら、周りにも弁護士になると公言していた記憶があります。塾の天井の寄せ書きにも書いたし、卒業文集にも書いたし、高校入試の面接でも言っていたと思います。

ところで、何がきっかけで弁護士になりたいと考えるようになったと思いますか?
そのころテレビで見た「カバチタレ」というドラマに出てくる主人公の役柄が法律家で、「かっけ~!!!」と思った私は、「キャリアウーマンになりたい!!法律家になりたい!!」と思ったわけです。

と、ここで察しのいい人ならわかると思いますが、「カバチタレ」の主人公は行政書士なのです。だけど、当時の私は法律の資格の違いなど知りもせず、訳も分からず「弁護士になりたい」とか言い出したのです。

きっと、周りの大人は苦笑いだったでしょうね。

高校時代編

高校に入学してもまだ、弁護士になりたいと思っていました。

ところが・・・、高校時代の私を知る友人たちは分かると思いますが、私は決して成績がいいタイプではなく、センター試験を失敗してしまって、志望大学の受験は難しくなってしまいました。

学校の方針で、国公立はどこか1つ受ける必要がありましたが、成績の問題で国公立は法学部ではなくて経済学部を受験し、私立で法学部を受験することになりました。

弟が2人いたし、両親としても国公立に行ってほしかったみたいでしたが、この時点で私立の法学部へ行くことしか考えていませんでした

最終的に、国公立の経済学部と、私立の法学部に受かったけど、当然私は私立の法学部に行くと親に伝えました。

のちに聞いた話だけど、この時期両親はだいぶ揉めたそうです。
それでも最後には私の意志を尊重してくれた両親に今も心から感謝しています。

こうして私は、福岡大学法学部へ進学することになります。

大学時代編

福岡大学では当時、2年次から3つのコースに分かれて勉強していたのですが、弁護士志望だった私はその中でも将来法律の専門職になりたい人が集まるコースを選択しました。

このコースの選択が私にとって大きなターニングポイントとなります。

弁護士や判事などになりたい人が集まるコースなので、レベルが高いことは覚悟していましたが、実際には予想をはるかに超えていました。同い年の学部生の言っていることが全く分からず、理解不能だったのです。

「あ~、こういう人たちが法曹と呼ばれる仕事に就くんだ。私には無理だ。」と言う気持ちがどんどう強くなっていきました。

あきらめずに努力すれば何とかなったのでは?と思う人もいるかもしれませんが、そんな甘いものでもなくて・・・
ロースクールを卒業した後、5年で3回しか司法試験は受けることができません。3回ダメだった場合、その時点で30歳・・・それから就職?もう一度ロースクールへ行くの?・・・

そんなことを考えて、私は弁護士になる夢をあきらめました。というか、身の程というものを知ったのです。

ゼミの先生の一言が私の人生をきめた

ところで、私は在学中1年次から4年次まで「国際私法」という分野のゼミに所属していました。
ゼミの授業は本当に楽しくて、他のどんな授業よりも一生懸命に取り組んでいだと思います。

そんなゼミの担当教授からの、「行政書士っていう資格があって、外国人の人の在留資格の仕事をするの面白いと思うよ~」という一言で、「そうだ!行政書士を受けよう!」と思ったのです。
「そうだ!京都へ行こう!」ばりのなんとも軽いノリですよね(笑)
でも、この一言が私の人生には大きな影響を与えることになりました。

実は、この頃、行政書士ではなくて司法書士を受けようとしていたのですが、行政書士も面白そうだから、まずは行政書士を取ってその後に司法書士を取ろう!!・・・と安易な考えに至ったわけです。

受験生時代編

そうして行政書士を受験することになるのですが、なんとこの試験を4回も受けることになるとは当初は思いもしませんでした。

その後3回目の受験がダメだった時、もう私には法律家なんて向いていないのかもしれないと、絶望の淵にいました。
あきらめたくはないけれど、このままではいけないと思った私は、一旦試験を受けるのはやめて環境を変えてみようという考えに至り、まずは転職することに。そして、皆様ご存じの通りテコンドーを再開。

この後、テコンドーにドはまりしてしまって、一旦試験勉強はお休みすることになります。
だけど、自分の中では30歳になったら絶対にまた受験すると決めていたので、年齢的なものや自分の心の整理がついた段階でテコンドーはやめて4回目の受験をしました。

テコンドーをやめた時、婚活するからやめると思われていたみたいですが、全然違った上に、いまだスーパードフリーで本当にすみませんって感じです(笑)

行政書士として生きていく

4回目の受験で合格できたとき、もう司法書士の受験は考えていませんでした。簡単に言えばあきらめたということですね。
あの難易度の試験は、私には無理でした。

もともと、「かっこいい!キャリアウーマンになりたい!」という理由から始まった夢でしたので、結果的にいいところに収まったのではないかと思っています。

そして今、私は建設業専門の行政書士として生きていきたいと考えています。いろいろな仕事をさせていただく中で、一番おもしろい!!と思えた分野です。

責任も重く大変な仕事ではありますが、紆余曲折しながらも夢をつかんだ自分を信じてこれからも駆け抜けていきたいと思います。



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