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健康マインド(リズムネタ芸人②)「8.6秒バズーカ」の悲劇

2014年結成 NSC大阪36期生 
メンバー(はまやねん)=浜根亮太
(タナカシングル)=田中真 の大阪吹田市立第二中学の同級生の二人組コンビ

コンビを組んで漫才の練習をしたが、浜根が口下手でボケのタイミングが合わない、田中はリズムに乗せたらと思って自転車に乗ってた時に思いついた「ラッスンゴレライ」のフレーズでネタを作った❗

ネタ見せは受けなかったが、やるなら衣装揃えてやれば! と言われて赤の衣装に、黒サングラスにベルトも靴も揃えた❗

「8.6秒バズーカ❗」

結成が4月1日。11月5日の深夜放送に出演、年が明けて2015年元旦番組「初詣! 爆笑ヒットパレード」出演。
同日日本テレビ(ぐるぐるナインティナイン)内のコーナー(おもしろ荘にいらっしゃい!)出演でブレイク。
3月(エンタの神様)出演。
出演前にも、携帯電話で見る動画をアップしていて大人気になっていた❗
YouTube再生回数2200万回に達しました。
リズムネタを動画で発表してブレイクする、それまでにない売れ方をした始めての芸人です。

芸名の「8.6秒」は浜根の50メートル走のタイムでしたが、これが大問題になってしまいます。

8.6→8月6日は原爆投下の日でした。
この日が近づいた時に風評が出ます。
「ラッスンゴレライ」は原爆投下の号令で、その後の「ちょっと待って!」は爆撃機(チョットマッテ号)の意味。
黒サングラスはマッカーサーを真似ている。
以上の様な指摘(デマ)がテレビ局に殺到してスポンサーが反応、収録済み番組もお蔵入り、予定がキャンセル。
あっという間に消えてしまいます❗

当時を振り返って先輩芸人(ケンドーコバヤシ)は「8.6秒バズーカが可哀想だったのは、あまりに早く売れたので、こうした時の対応を教える先輩も居らず、、、」と語ります。
当人達も風評被害が始まった時に「会社の人も僕達もどうしていいのか判らなかった。事実ではない風評なので直ぐに収まるだろう〜」と思っていたとの事。

8.6秒バズーカにふりかかった疑惑❗

2018年になって風評被害の真相とするYouTubeを自らアップしたが、再生回数は40万回。
2015年の「ラッスンゴレライ」動画は2200万回ですから、もう風評自体も風化していました。
ファンの人達は無論、テレビ局の担当者も判っていたが、「お前らテレビに出すとクレームが来るから使えない!」だった。
今は「デジタル・タトゥー」と呼ばれる(一度出てしまうと消すことができなくなる)現象でした。

現在二人はお笑いの世界に居ない様ですが、「ラッスンゴレライ」の次のネタを作って、爆笑をとるしか方法が無かったのだと思います。

しかし私達には
「ラッスンゴレライ」はリズムネタの爆発力を実証した金字塔です❗

続く。





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