弁理士試験の勉強②〜基本的勉強法

こんにちは。もちゴメです。

短答、論文、口述とそれぞれの対策も書くつもりですが、まずは基本的な勉強の進め方をまとめます。


講座視聴について

時間短縮しないと1週間の講義が計9時間とかになるので、講義は毎回2倍速で聴くようにしていました。
私は宮口先生クラスでしたが、先生の滑舌が良く、抑揚もあるので2倍速でも聞き取れます。

時間を作るのが難しいときは細切れに聴いて、1週間分の講義は土曜と木曜に配信されるので、なるべく次の日曜までに見終わることを目標にしていました。

もちろん体調が悪いときや、イベントがあるときなど、日曜までに1週間ノルマがこなせないこともありましたが、どこか前後で調整して、遅れをとりすぎないようには意識していました。

平日の勉強スケジュール

フルタイムワーママのため、夕飯後が勉強タイムでした。

基本的には夕飯後からお風呂時間(20時半頃)までの時間(約1時間半)。

22時の寝かしつけ後に復活できたときはそこから0時まで、
または、ここで起きられないときは早朝5〜6時に起きてから6時半まで、
がプラスされる形でした。

アラフォーで寝不足になると体調崩しがちなタイプだったので、健康第一ということは強く意識して睡眠時間は削らないというルールにしていました。

とはいえ、平日は理想通りにいかない日の方が多かったかもしれません。

なんだかんだ平日夕飯後に仕事が残っていることや会議が入っていたり、
子どもと一緒に寝落ちしたり
朝きつくて起きられなかったり、起きても子どもが目を覚まして「ママーー!!」と泣かれて戻ったり…

なので勉強できるときには集中してガッと進め、うまくいかないときは平日トータル1時間だけでも勉強できたら御の字!ととらえて、自分を褒める激甘スタイルでした。

やはり勉強時間の確保が社会人&子持ち受験生の大きな課題の中、ストレスをためすぎずに、とにかく勉強を続けることが大事だと思います。

休日の勉強スケジュール

土曜日は私は仕事はカレンダー通りでお休みなのですが、夫は基本仕事で、土曜はワンオペデーでした。
子どもの習いごと×3 (うち1つはオンライン英会話で送迎はなしでしたが)のため、
次男の午睡の間と、夜は平日と同じように勉強させてもらいました。

日曜日は一転勉強デイとして、
晴れの日は途中1時間程度の公園タイムを除いて、
雨の日は夫に子どもたちをみてもらって、
基本的には勉強時間にあてさせてもらっていました。
(私の在宅勤務による運動不足解消のため、公園は私の担当でした)

ただ、子のお友だちママから遊びに誘われたときや、夏休み、冬休み、ゴールデンウィークや祝日は、子どもたちの経験も大事にしたかったので、なるべくお誘いには参加したり、水族館やら動物園、たまには一泊旅行したりして、日頃の埋め合わせはするようにしていました。

通信だとこういうときに調整がしやすく、私には合っていました。

勉強法

私はとにかく四法対照、これに尽きます。

講義を受けて先生が「条文に線を引いて〜」と言ったところや、テキスト中の重要ポイント、重要判例、要件などなど、何でもかんでも全て四法対照に書き込み、自分だけのオリジナルテキストにしていました。

短答アドバンスなどのテキストも、講義後は条約以外は読み直し等はしなかったように思います。
とにかくミニマムに抑えるべきところを四法対照に集約して、LECテキストではなく、四法対照をいつも見返していました。

宮口先生はいわゆる普通の法文集推しで、一度どこかの講義で、「四法対照は使わない」と仰っていましたが、私は四法対照がいいと感じたので、恩師?(通信だけど。笑)の言う通りでなく、あくまで自分に合った勉強法を模索して優先させていました。

なので先生のゴロで良いなと感じたものはそのままメモして暗記していましたが、自分でもオリジナルのゴロを考えたり、アレンジしたりして覚えやすいように工夫して、四法対照に書き込んでいました。

ただ、やはり先生の言い方は特徴的なので、私は視覚優位かな?と思っていましたが、結構ゴロだったり、趣旨のポイントについて、宮口先生の言い方やエピソードが頭に残っていたりで記憶に残りやすくて助かったので、自分のオリジナルゴロも先生ボイスで勝手に脳内再生させたりして覚えていました。

四法対照は割とコンパクトで、書き込めるスペースに自ずと限界があります。
そのため判例の趣旨なども試験対策を重視して、かなり要約して必要最小限の書き込みに徹しました。

正直論文試験が終わるまで青本は読む時間がなかったのですが
(後日まとめますが、口述対策で青本を読む時間がとれました。)
それでも、ベージックコースの講義の中で青本出典の重要趣旨や、過去問で出たキーワードやポイントを四法対照に書き込み、それを頭に入れることで、短答と論文試験までは乗り越えられる、必要最低限の知識は十分入れられたと思います。

四法対照に書き込む際には
蛍光ペンと色ペンの種類を多数揃えて、とにかく意味ごとの色分けをしてポイント等を標識したり書き込んだり…で、
重要な条文はページのイメージ図(頭の中で写真)を覚える、という手法でした。

ピンクだけでも濃ピンクとソフトピンクの2種の蛍光ペンを持っていたり、黄、青、紫、グレー、緑、オレンジ、赤とMAX 9色の蛍光ペンを駆使してました。汗

こうすると、各条文について特許法を準用しているかどうか、
また一部読替えで期間が異なる点はその書類ごとの色分けから、
記憶したページのイメージ図(写真)から思い起こすことで、短答試験、口述試験も乗り切ることができました。

条文がすべての基本、とあらゆるところで言われていますが、私はどうしても条文の一言一句暗記するのが苦手で、条文暗唱はなかなかできませんでしたので、
四法対照を視覚的に全体像を把握&記憶、というやり方で、基本的なベースをつくってきました。

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