恋の発散

好きな人ができた。
好きじゃない人に好きになってもらったりもしてる。

くしゃっと笑う顔とか、
昔すぎだった人と好きな顔のパーツが似てたりとか、
鼻が低い事がコンプレックスな私の裏返しのように、
鼻が綺麗だったりとか。
夜になってすぐにホテルに行かないところとか、
朝までお腹が痛くなるくらい笑わせてくれてるところとか。笑って欲しいところで笑ってくれて、笑ってくれたりとか。あとはシンプルに体の相性が良かったりとか。音楽の趣味があって、私の歌を細かく褒めてくれたり。
でも本当はそんな好きなところの倍くらい、
怪しいところは沢山あった。
あったけど、特別ではなくていいから、
この関係がずっと続けばいいと思った。
あなたが笑ってたら、それでいいと思った。
私は泣いてたっていいと思った。
もう手も伸ばせなくなって、
あなたの幸せを願うしかなくなって、
だったらもう嘘なんてつかないでと思って。
側から見たら気持ち悪いことをしていることも、
全部全部わかっていて、
その上でも好きな気持ちは一生消えないんじゃないかと不安になる、不安になるのよ。
沢山茶化してごめんね、
沢山茶化されたね。
私、もっと強くなるから、待っててね。
待っててくれなくていいけれど、
少しでも好きでいてくれたかな
少しでも刺さったかな
私のこと、あなたはどんな風に見てくれてたのかな

動悸と過呼吸に苛まれる体になったよ
毎日生きていくのもつらいよ
あなたは幸せで何よりです。
男の子の友達とエッチをする時、
あなたを重ねないと気持ちが悪いと思う程度には、
まだ、好きだよ