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【カルチャー】読んだ本、聴いた音楽、観た映画について

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私の好きなカルチャーについて語っています。 読んだ本、聴いた音楽、観た映画の感想など。
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#読書

【カルチャー】海外文学は面白くないわけがない。/私の最愛海外文学10選。

海外文学について語ってみる。 #私の最愛海外文学10選 なるタグがSNSで話題になっていたので、便乗してみた。 選んだ10冊は以下の通り。 通訳ダニエル・シュタイン/ウリツカヤ モモ/エンデ 大聖堂/カーヴァー フラニーとズーイ/サリンジャー 悪霊/ドストエフスキー 夜と霧/フランクル 舞踏会に向かう三人の農夫/パワーズ すべての月、すべての年/ベルリン 冬の夢/フィッツジェラルド サラの鍵/ロネ 海外文学との出会い。 海外文学との出会いは遡って

¥300

【カルチャー】成人の思い出なんて「カラマーゾフの兄弟」をウンウン言いながら読んでいた思い出しかない。

昨年末、過去3回読了したカラマーゾフの兄弟を読み終わった。 私が初めてカラマーゾフの兄弟を読んだのは20歳のとき。つまり(当時の)成人のときである。「人間のすべてが詰まっている」とまで言われた世界文学の最高峰は、過剰な自意識を抱え込みながら、やがて突入することとなる社会のとば口に片足を突っ込み抜き差しならなくなっていた当時の私に、大きな衝撃を与えた。 純粋なアリョーシャ、ニヒルなイワン、豪傑なミーチャ。カラマーゾフ(黒黒塗り)の3兄弟たちのパーソナリティに自身を投影してみ

【カルチャー】生きづらさに目を瞑らせる社会は幸せか?(生きづらさ時代/菅野久美子を読んで)

生きづらさを語ること。 亡くなった先輩の話。 世界が未曾有のコロナ禍に突入する少し前、大学の先輩が亡くなった。まだ20代だった。 死因は不審死。東京でバンド活動をやっていた彼だが、ある日練習に訪れず、メンバーが一人暮らしの彼のアパートを訪ねたところ・・・だったらしい。 訃報を聞いた日の帰り道、私は車を運転していた。彼と過ごしたわずかな時間を、私は思い返した。 彼とはお互い所属していた音楽サークルで出会った。いつもオシャレで、穏やかで、やさしい口調で語りかけてくれた彼。

【カルチャー】屈託のありすぎた2023年。おもしろかった本たち。

1年の振り返り。

¥200

【カルチャー】才能という言葉の怖さ。(シナリオセンター式 物語の作り方を読んで)

守破離は大事だよねという話。

¥100

【カルチャー】彼はどこまでも「作家」であった。(ある作家の夕刻 フィッツジェラルド後期作品集を読んで)

#読書記録*ある作家の夕刻 フィッツジェラルド後期作品集* 著者:F・S・フィッツジェラルド 編訳:村上春樹 中央公論社 2019年 6月 書評 フィッツジェラルドの作品は彼のドラマチックな人生を知ってこそ、その輝きを増す。あまりに若すぎた成功と早すぎた凋落、そして死。そこには夢を追い、時代に捨て去られた、一人の才能豊かな人間のドラマがあって、彼の作品、特に数多く残した短編小説には、そのドラマの断片が、ガラスの破片のように散りばめられている。 時代の寵児となり、鮮や

【カルチャー】私が目指す、理想郷までの道筋。(「ここじゃない世界に行きたかった/塩谷舞」を再読して)

あこがれを終えた、その先にあるもの。

¥300

【カルチャー】写真は「よく分からない」もの。それでも。(「生きている/佐内正史」について)

18歳の自分へ。

¥200

【カルチャー】泥濘の中から叫びつづける。

屈託という泥濘(ぬかるみ)の中で。

¥200

【カルチャー】別れの意味。レイモンド・チャンドラー「長い別れ」を読んで。

友人とこの本の話になり、懐かしくなって再々読。 学生のときに清水訳、村上訳のどちらも読んだから、新訳のこちらにトライ。評判通りの素晴らしい翻訳だった。 著者であるチャンドラーの中に、主人公であるマーロウと、この物語のキーマンであるレノックスという2つの人格があり、その2つの人格を別れさせるために、チャンドラーはこの物語を書いたのではないか? というのは村上春樹氏の解釈であり、例の友人も「確かにレノックスときちんとお別れをするための物語だと思った」とのこと。 その解釈を

【カルチャー】人間が創造的(想像的)であるためには。「自然知能/外山滋比古」を読んで。

著者の代表作である「思考の整理学」は私にとってのバイブルで、折に触れて何度も読み返して、その度にいろんな示唆を与えてもらってきた。 最後に読み返したのは確か1年くらい前だったけど、40年近く前に書かれた本なのに「コンピューターが出てきた今、人間が本来持っている想像力(創造力)を見直すべきだ」という主張を当時からされていたことに驚いた。 そんな外山さんが晩年、人工知能(AI)を自然知能(NI)という逆説を通して語られていたと知ったからには、そりゃもう読むしかないだろうという

【カルチャー】2023年10月に読んだ本。エッセイ・新書多め。

2023年10月に読んだ本。合計11冊。 エッセイ・新書が多め。 自分の心と身体に正直になることの大切さに気づく とはいえ、それが難しいから、そのための方法を模索中・・・ 以下、簡単な書評とamazonリンク。 購読のご参考にどうぞ。 食べて、祈って、恋をして/エリザベス・ギルバート 心豊かに自分の人生を生きていきたいと願う人たちにとって、いろんな示唆を与えてくれる本。 中学校の授業でネット中傷を考えた 指先ひとつで加害者にならないために/宇多川はるか ”ファ

【カルチャー】エンタメ小説を読まない私が「かがみの孤城」を読んで感じた高揚感と後ろめたさについて。

一生、心に残る物語。

¥200

【カルチャー】日本語の美しさを堪能する作品から現代日本を表す作品まで/#私の最愛日本文学10選

日本文学について語る。

¥300