日本酒×インスタ映え!王紋酒造「酒蔵リゾート 五階菱」へ行こう!
新潟県の下越地方に位置する、新発田市。
「日本の穀倉地帯」と呼ばれる蒲原平野部に位置しており、新潟市からは車で30分ほどのところにあります。
新発田市には、4つの酒蔵があります。
どの酒蔵も、地域に根ざし、愛されてきた由緒ある酒蔵です。
今回はそのうちの1つである、「王紋酒造株式会社」を紹介します。
王紋酒造株式会社には、普段お酒を飲まない人でも楽しめるスポットがたくさんあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
王紋酒造株式会社ってどんな酒蔵?
王紋酒造株式会社は1790年(寛政2年)創業の酒蔵です。
全国屈指の豪農であった、初代市島秀松氏が酒造りを始めました。
創業時の代表銘柄は蔵の目の前にある諏訪神社にちなみ、「諏訪盛」と名付けられました。
その後4代目市島長松氏がヨーロッパに留学した際に、代々伝わる王家の紋章に感銘を受け、以来銘柄を「王紋」に改名したとされています。
以来、蔵名よりも銘柄が全国に浸透していきました。
また、王紋酒造株式会社は、女性が活躍する酒蔵の先駆けとしても有名です。
1975年に全国で女性杜氏第1号となる技能士が誕生しました。
他にも、宮尾登美子氏の小説『蔵』のモデルとなったり、尾瀬あきら氏の漫画『夏子の酒』にも登場したりする中で、女性蔵人が活躍しているイメージが強くなっていきました。
現在の代表銘柄は「王紋」「夢」。
2022年2月2日、より高いブランディングを図るため、「王紋酒造株式会社」と改名し、蔵の名前と代表銘柄を統一しました。
また、2022年4月29日には直売店、酒蔵をリニューアルした、「五階菱」をオープンしました。
どんどん進化を続けている王紋酒造。
今後の発展も楽しみですね!
体感型リゾート施設「五階菱」は魅力がたくさん!
酒蔵見学の受け付けは直売所の中で行っていました。
チケットを購入し、酒蔵見学へ行ってみます。
①プロジェクションマッピングで感動のインスタレーション体験
まずは、お酒をつくる仕込み蔵を改装した空間でプロジェクションマッピングを見学しました。
映し出されるプロジェクションマッピングを見ていると、お酒作りや王紋酒造の歴史を学ぶことができます。
時間にすると5分〜6分くらいでしょうか。
建物全体が光と音に包まれる、感動の空間でした。
インスタ映え間違いなしなので、お酒を飲めない方やお子さまでも楽しめます。
また、こちらでは不定期で地元ミュージシャンによるライブイベントなども開催されています。生演奏とプロジェクションマッピングは必見ですよ!
②酒蔵での作業を見学しながらの試飲体験
まだまだ酒蔵見学は続きます。
なんとこちらでは、お正月のテレビ番組などでよく見る、「鏡開き」が体験できちゃいます。
「王紋酒造株式会社」と書かれた法被を着て樽を叩きます。スカっとしました!
そのあとは、試飲体験。
ワイングラス、おちょこ、試飲用プラスチックのコップを使って3種類のお酒を試飲させていただきました。
隣の部屋では杜氏さんたちがお酒を瓶詰めしていました。
作業の様子をずっと見ていると、レールに乗って流れてくる瓶たちがだんだんかわいく見えてきます。
③直売所でのお買い物も楽しい!
酒蔵見学の後は直売所でお買い物。
ここには王紋酒造のお酒はもちろん、新発田市のおいしいお酒やおつまみがたくさん並んでいました。
また、王紋酒造のお酒を試飲できるコーナーもあります。
今回はBコース「王紋最高の一杯」をいただくことにしました。
このBコースでは、5種類の高級酒純米大吟醸から1杯試飲することができます。
私は「王紋 翠」、友人は「新之助」をオーダーしました。
「王紋 翠」はなんと杜氏田中氏のサイン入り。贅沢な一杯です。
香り豊かでスッキリとした飲みやすいお酒でした。さすがは高級酒。
「新之助」は、お米の甘味をしっかりと感じられました。
それでいて淡麗辛口なので後味はキリッとのどを通っていくような感覚があります。
米どころ新潟らしいお酒です。
直売所内には無料の試飲コーナーもありました。
代表銘柄の王紋をはじめ、女性に人気の「かれん」シリーズなども試飲することができます。
どのお酒を買うか悩んだら試飲してみることをおすすめします。
試飲だけでも飲みすぎてしまいそうなので、要注意です!
④お腹が空いたら喫茶室へ!
王紋酒造で過ごしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
お腹が空いたり、少し休憩したくなったりしたら喫茶室へ行ってみましょう!
その名も「諏訪ノ森喫茶室」。
1人でゆっくりしたい人には1階のカウンター席がおすすめです。
古い掛け時計がずらりと並ぶアンティークな雰囲気の2階席はお友達や恋人、家族などとオトナな時間を過ごすことができます。
今回は、定番のナポリタンをいただきました。
コーヒーや紅茶にもよく合います。
もともとは古い土蔵だった空間をカフェにした、「諏訪ノ森喫茶室」では日常の喧騒を離れ、ゆったりと落ちついた時間を過ごすことができました。
「五階菱」は一日中楽しめる体感型リゾート施設だった!
今回は王紋酒造での酒蔵見学の様子を紹介しました。
2022年4月29日にオープンした五階菱は、日本酒を飲まない方やお子さまでも楽しめる工夫がたくさんありました。
特にプロジェクションマッピングは必見です!
そして、楽しんでいるうちに気が付いたら五感すべてで新発田市のお酒や食の歴史について触れられる、ステキな場所です。
もちろん、お酒好きな方は絶対に満足できます。
王紋酒造の体感型リゾート施設「五階菱」、新発田市の新しい観光スポットになりそうですね!
地元の方だけでなく、観光客の方にもおすすめですよ!
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