ムームーを送った話

ムームーは、大学のサークルの女の子だった。
後輩のフレが、彼女がムームーを着て投稿した夏の日に「うわっ!ムームーだ!」と騒いでたので、みんなで陰でムームーと呼んでいた。ムームーはハワイでは正装なんだけどね。
だから暑い日にムームーは、正装で登校していたことになる。ハワイでなら。

大学2年の時、俺たちはいつも通りサークルの定例会が終わってから、いつも飲んでる季節料理の下野に向かった。普段なら、駅前で分かれて帰宅するムームーとYと言う女の子が、何故かその日は一緒に下野で飲む事になった。俺がムームーが下野に来たのを見たのは、これが最初で最後だったなぁ。
一応女の子2人が居たから、先輩たちも普段より上品に飲んでいたw
そして、いつもなら12:30過ぎまで飲んでいるが、この日は22:00とかで解散になった。
先輩たちは、下野から歩いて帰れる場所のアパートに住んでいたし、サークルの遠方から来てる人は、そこに泊まっていたから、普段は閉店までとかのんでいるのだ。

Yは千葉から来ていたから、駅で別れたよ。
そして何故かみんなで、ムームーを家まで送る流れになったw
誰が言い出したから、記憶にない。だが、送る事になったのだ。
ムームーはT学園前駅に住んでいた。実家である。
T学園前駅駅は、金持ちが住んでいた。と言ういめ。
夜道をムームー先頭に、みんなで歩く。ムームーしか道は知らないから、ムームー先頭なのだ。
静かな高級住宅街の中にムームーの家はあった。近くで騒ぐと迷惑をかけるから、俺たちは静かにムームーと別れるのだった。
ムームーは、夜道危ないようなか弱い女の子では無かった。女子プロレスのジャンボ堀さんかと見間違うような大きさだったのだ。ジャンボ堀さんのダイナミックな試合は、好きだった。
ムームー別名かぼちゃワイン。初年マガジンで、かぼちゃワインって漫画が連載されてた時に友人のKが他づけた。

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