新阪急ホテルでの外人レスラー

一時期、俺は大阪での定宿は梅田の新阪急ホテルにしていた。
伊丹空港から送迎バス出てるから、往復が楽なのだ。

新阪急ホテルを辞めたのは、泊まってる時に次回の予約取ろうとしたら、大阪でなんかの大きなイベントか大会があって、満室だったのだ。他の同じクラスホテルは、全部満室だった。
そこで値段は倍以上になるが、ホテル阪急インターナショナルに電話してみた。まだガラケーの初期時代で、ポケベル時代だったから、ネット予約とかは、まだ通常手段では無かったのだ。
たまたまホテル阪急インターナショナルには空室があり、予約取れたのだ。

話を新阪急ホテルに戻す。
俺はルームサービスメニューだとタンシチューピラフが好きだったなぁ。名前は不正確だが、昭和だからもうメニュー替わってるだろうし。

泊まった時は、夜は近くの阪急食堂街の立ち飲み屋とか居酒屋なんかに行ってたなぁ。
とんぺい焼きは、ここの立ち飲み屋で初めて食べた。
立ち飲み屋だから、店の大阪のおばちゃんと客の大阪のおっちゃんの会話が面白かったな。

俺が最初の1人の旅行で大阪を感じたのは、道を歩いてたら路駐してた外車に若いにいちゃんが乗ろうとしてたら、通りすがりのおっちゃんが「にぃちゃん、ええ車乗っとるのぉ」って話しかけてた時w
東京ではありえんてぃ。

新阪急ホテルは、当時は新日本プロレスの外人の定宿だった。今は知らないけど。
ある日、ロビーに居たら見た事ある巨体の外人が。これは今来日してる○○だ！
俺は話しかけてみた。

Excuse me. I'm your fan. Please shake
的な事を。
彼はホテルのロビーだし、thank youと言って握手してくれた。
ま、ヒールレスラーでは無かったから、普通の対応だっただろうね。
逆に日本人レスラーは、前座の若手でも話しかけてもシカトし腐る奴らもいたから、外人の方が紳士に思っていた。

昔、骨折して松葉杖で全日本プロレスの蔵前国技館を見に行っていた。枡席である。友達2人と行っていた。
場外でブルーザー・ブロディが暴れている。枡席にも踏み込んでチェーン振り回している。
友達2人は立ち上がれない俺を突き飛ばして、我先に逃げて行った。松葉杖を蹴飛ばしやがった。俺はブロディのチェーンに打たれるのを覚悟した。逃げようが無いから。
で、ブロディは俺がギブスの足で逃げられないのを見ると、俺のいる枡席の前で方向を右側に変えて、そちらに暴れに行ってくれた。
流石はインテリジェンス・モンスター。元新聞記者だけある。ちゃんと暴れどころを心得ていた。

ホテル阪急インターナショナルに定宿を変更してからは、梅田の新阪急ホテルは泊まっていない。京都の新阪急ホテルは泊まったが。

ちなみに俺は小中高と阪急ブレーブスのファンだったから、泊まるのは阪急にこだわっていたのだ。
俺の部屋には山口高志さんのサインボールが飾ってあった。