茨城県のヤンキー

俺は茨城県のヤンキーの兄ちゃんには、良いイメージしかない。
今は分からないが、2001年くらいのヤンキーには、良い記憶だけあるのだ。

俺は12月のある日、筑波の飲み屋でバイトしてた知り合いの女の子の誕生日イベントを店でやってくれると言うので、夕方から筑波に行ったのである。
そして、その女の子と食事して、同伴で店に入った。
その女の子は、大学3年生で、大学は都内だったが、月に何日か地元でアルバイトしていたのである。
食事は、俺は筑波は知らないから、彼女のエスコートで食べに行ったのだ。

店に入ったのは同伴だから、営業開始後1時間してからだった。
初めて行った店だから、ボトルは無い。入れてももう行くか分からないから。と言うのは、もう4年生になるから、春休みでその子はバイト辞めると彼女から聞いてから。だから俺ももう行く事はない。
だから、最初の乾杯はハウスボトルでした。
彼女も誕生日当日だったから、飲みたいと言うので、ZIMAで改めて乾杯。
俺もZIMAに切り替えた。店的にはハウスボトルを飲むより、有料のZIMAを沢山飲んでくれる方がありがたいのだ。
だから、ZIMAを2本くらい飲んだところで、ママが挨拶に来た。

ママ的には彼女が同伴だったので俺とは親しいのは分かってたし、店の客でも無かったし、俺はもう30過ぎだったから、これから固定客になると見込んで、挨拶に来たのだ。
ハウスボトルではなく、有料ドリンクをガンガン飲んでたし、つまみも頼んでいたので、良客と判断したのだろう。
金を落とさない客は、ハウスボトルだけで、つまみもチャームだけで過ごすからね。女の子にドリンクも頼んでやらないし。
ま、俺も金のない時なら、普段飲みに行く店でそんな感じで飲んだりもしたけどねw

これを書いてて、ZIMAが飲みたくなった。
まだ売ってるのかな?Amazonで検索したら、あった。だから近所の安売りの酒屋に電話して、在庫を訊いたよ。そしたら瓶のと缶のがあると言う。
早速買って来た。瓶よ。缶の方が、内容量多くて安かったから、缶を買って来た。

それで、1:00過ぎまで飲んだ。彼女は、店の女の子だけで誕生祝いすると言うので、俺はひとりで帰ることにした。
だが、沢山飲んだり注文したので、手持ちの金が3000円しか残って無かった。カード類が入ってる財布とは違うのを持って来ていたので、それも無い。
筑波は道も何も分からない。
当時はガラケーで、スマホ検索も出来ない。
タクシーを拾い、〇〇駅に行きたいけど、3000円で行けるところまで行ってくれと話した。
運ちゃんは最後、メーターを止めて、少し走ってくれた。
大きい道で、まっすぐ歩けば、駅の方に行けると言われた。
それで雪の12月の知らない夜道をひたすら歩いたw
さむむむむ。
前にコンビニがあった。
中に入り、暖かい缶コーヒーを買った。そしてレジの店員さんに「〇〇駅に行きたいので」と尋ねて、道を教えてもらった。
そして、缶コーヒーを飲みながら歩いていると、族車が歩道に寄って来て、停まった。
絡まれるのか?と思ったが、金もない男ひとりだ、女の子と違いそう言う暴行はないだろう。その趣味の人じゃなかったら。
すると窓が開いて、中には2人のヤンキーの兄ちゃん。
「さっき、コンビニいたっぺ?」
そうだと答えると、「俺らもいたんだっぺ。駅はまだ遠いから、歩いて行くのは大変だっぺ。乗せてってやるから、乗ってけ」と言うのであった。
俺は寄ってもいたし、なるようになれと車に乗り込んだ。
途中ガソリンスタンドで給油して、駅前に送ってくれた。
俺も予想外の展開だったから、相手の名前も連絡先も聞いてなかった。
だが、ヤンキーの兄ちゃん2人、ありがとうございました。
この経験から、茨城県のヤンキーには好印象をもっているのだ。


当時はZIMAはオシャレな酒だったが、今はどうなんだろうな?

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