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【読書日記】夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく
汐見夏衛さんの小説を読みました。昨日用事があって出かけた帰りに、いつも寄る本屋さんをぶらぶらしていたら、目に入ってきたのが、『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』という文庫本。
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ついつい写真を撮る📷
読みたい!と思ったら、すぐに紙または電子書籍を購入するのですが、
Kindle unlimitedで読めるようになっていました。
この本が気になって、今日の仕事終わりに電子書籍をダウンロード。
夜ご飯を食べてから2時間半程、ゆっくりじっくり読みました。
■概要
高校生の茜と青磁のお話。
茜はいわゆる優等生だが、小学生の頃にあったある出来事や、
家庭の事情などの理由で、優等生を演じていた。
青磁は、茜と対照的に、自分の気持ちをはっきり言うが、
青磁にもある秘密の過去がある。
周りの人に好かれる茜だが、唯一青磁には「嫌いだ」と言われてしまう。
はっきり言えない茜だが、「嫌いだ」と言われた青磁に救われていく…。
■読んでみて感じたこと
茜に感情移入しました。「はっきり言えない」という気持ちは、心から共感する。元々だったり、何かがきっかけだったりで、言えなくなってしまうことがあるんですよね。これは一時的なこともあれば、ずっと続くこともある。自分が思っていることを言えないのは、本当に苦しい。そういう苦しさもお話から伝わってきました。
そして、自分の小学生~高校生の頃を思い出しました。小学生のときは、かなりはっきり言うタイプだったのに、中学生になってからは無口に近くなってしまった自分と少し重なり、つい涙が出るくらい。
青磁の、こちらの言葉がグッときました。
伝えたいことは口に出さなきゃ伝わらねえんだよ。
黙ってたら一生伝わらねえままなんだよ。
だから、言うべきことは言え!叫べ!
ほら、今すぐここで、叫べ!
Kindle(電子書籍)
97ページ目より一部引用
言葉は少し乱暴かもしれないけれど、ストレートでシンプルな言葉が心に響きます。自分も塞ぎ込んでいるときに、こう言ってもらえたら、心強かったのかもしれないなと思う。
少し気持ちがスッキリしました。
また、何度も読みたいと思う本でした。
小説は、頭の中で想像しながら読めるので好きです。物語の中にいるのは、まるで自分だと思うくらいに感情移入するので、1人のときに読みます。今日は久しぶりに集中して読めたので、充実感で溢れています☺
終わりです(^^)/
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