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INFJの幸せな老い方 亡き祖母の言っていた「両方いいのはほっかむりだけ」について どんなことにも良い面と悪い面があるという話

子供の頃、
祖母と買い物への道すがら、いろんな話を聞くのが好きでした。

祖母は、振り返ればおそらくINFJ。
健全で成熟した、私の目標の女性。

祖母の周りは
いつも穏やかな空気に満たされて、
誰かの苛立ちやいさかいは、
一言二言で和ませるような人。

田舎の海の見える
奥まった静かな家に祖父と住んでいて、
ごく少数の人と
付き合うような暮らしをしていた。
家族親戚はみな慕ってた。

義息子となる私の父が、
あの2人(祖父母)に
育てなおしてもらったようなものだ、と
いまだに感謝の気持ちを語るような人。

盆と正月くらいしか
会うことはなかったけれど、
私の全部を受け入れてもらっているような、
私のことをわかってくれてる、と
思わせてくれるような人でした。


その祖母がよく言ってた言葉が、

両方いいのはほっかむりだけ

どんな物事、人でも良い面と悪い面がある。
ほっかむりは
頬が両方→両頬あったかいでしょ。
だからほっかむりだけ。
表裏一体で、良い面を見るといいのよ。

そんな話を
まだ話がわかるかどうかぐらいの
子供だった私に話してくれました。


それから40年以上、
そういえばおばあちゃんの言ってたあれって
具体的にはどんなことなんかな、
と繰り返し繰り返し
考えてきたように思います。

それは、例えば、
私が車をぶつけた時、私の母が
責めることなく、
〇〇ちゃんが無事でよかった、とか、

仕事を辞めた時、
父が、なんで、もったいないっていう側で、
母は、
これで子供とたくさん時間過ごせるねぇ
良かったねぇ、
と言ってくれる感じ。

子育ての本などで、
ポジティブな言葉に言い替えるとか、
(頑固→意思が強い、みたいな)


コーチングで習った、

その出来事で良かった面はなんですか?

の質問に通ずるところがあるなぁ、と
少しずつ理解が深まっていってます。

祖母はわりと複雑な生い立ちで、
若い頃は苦労したみたいと
母には聞くけれど、

私が覚えている祖母は
いつも穏やかで
何にでも感謝していて幸せそうだった。

INFJは人数も少ないし、
多くの人と付き合わないから、
そんな幸せな老い方があるって、
皆あまり知らないかな、と思って
この話を書きました。

老後、楽しみですね。

読んでくださってありがとうございました。

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