アイロンが好きだ
私は洗濯物を干すのが嫌いすぎて、ガス衣類乾燥機[乾太くん]を2台所有するほどのめんどくさがり屋なんだけど、アイロン作業はわりと好きだ。
時間に余裕のある午前中、ほどよく明るい窓辺でアイロンをかける。くちゃくちゃになったハンカチが、アイロンをかけた端からピシッとまっすぐ平らになっていく様子が好きなんだ。綿で作られた空手の道衣は手強い。スチームを思いっきり浴びせながらゆっくり進む。
アイロンの形そのものが好き。アイロンも2台持ってる。普段使うのがDBKのスチームアイロン。ドイツブランドで発売以来デザインが変わらない。美しい。重くてパワフル。コードが付いてて取り回しにちょっと苦労するけど、このパワーはコード付きだからこそと思う。もし壊れても同じのを買い直すと思う。いつまでも変わらずこの形でいてほしい。
もう1台が、パナソニックのドライアイロン。DBKより一回り小さくて、先が尖っている。こちらは、手芸用。小さなアイロン台と共にミシンの隣に常備している。私はミシンは小物を作るのに使うので、DBKはちょっと大きすぎるということで手に入れた。こちらもレトロデザインで、すごく好み。このアイロンと黒のアイロン台はすごくいい組み合わせだと思わない? 霧吹きは別にしている。蒸気が出る穴がないので均一にアイロンがかけられる。そんなところも小物にぴったり。
キッチンに洗濯機と乾燥機を置いていて、その近くのバルコニーに出る窓の前にアイロン台を置いている。アイロン台はロレッツのスタンドアイロン。出しっぱなし。毎日のようにアイロンするんだからいいよね。私の万年筆を入れている小さなカゴの置き場所にもなってたりする。このキッチンで過ごす時間そのものが好きだ。ご飯作りながら、乾燥機で乾いた洗濯物をたたみ、アイロンをかける。広々としたダイニングテーブルで時々ノートに万年筆で書きつけて、iPadでnoteに記事を作る。完全にインドア人間。平和だ。
ロレッツのスタンドアイロンもデザインがずっと変わらず。購入してから10年ちょっとになるのかな。値段は倍以上になってる。あの頃は円高だったんだわ。こんなに円安になるとわかってたらもう一台予備に買っておきたかったぐらい。このアイロン台専用カバーも手に入るので一度取り替えた。これも一生使いたい。
霧吹きは、本当は金属製のかっこいいスプレーにずっと憧れているんだけど、あれは高いんだよね。なんだかんだプラスチックの、中のホースが振り子になっている霧吹きが便利で使っている。
ああ、なんか物欲スイッチが押されちゃったなぁ。
私、この記事書くまで知らなかったんだけど、持っている振り子式のスプレーと、ずっと憧れのダリヤスプレー、同じマルハチ産業さんのものだった。びっくり。会社ごと好きなんだねぇ。
そんなお気に入りのものの話でした。
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