GSのテキストの使い方

SAPIXとしては当然に必須の講習であるとの位置づけ、経験した保護者からは最も意味がなかったと評されることの多い講習かと思われます。

国語に関して言えば、文章が古すぎるという点を除けば、良質なテキスト群です。少なくとも無意味ではない。
ただ演習授業の場合、6~7割程度得点できた問題について復習をするのが効率の良い勉強です。この観点でいうとGSの問題は難しく、時間が足らないということが多いです。

具体例を挙げれば偏差値60以上を狙うコースでも大問1,2を45分で解いて最高点が60点台という場合もあります。Bタイプを練習する大問3を扱うコースであればもっと悲惨な点数になることもしばしば……

まずは授業中に演習した答案を見てみましょう。
・問題を解き終えているか?
・知識、漢字の失点がないか?
・記述が白紙になっていないか?
これらが「No」である場合、何かしらの問題があるでしょう。問題を解き終えていない場合、そもそも40分程度の演習時間を集中出来ているのか、知識、漢字の失点が多いようなら「漢字の要」や「言葉ナビ」、国語Aの「知の冒険」をきちんとやっているのか、記述が白紙ならばB授業内できちんと答案を作り、授業に参加しているのかといった疑問がわきます。

以上から得点を気にするよりは、今後の国語の学習について考える機会と捉えるのが良いのかと思います。
もちろん時間内に解き終え、知識、漢字に失点がなく、記述もそこそこの答案を作り、得点も7割程度となっていれば問題はありません。他の問題なり、他の科目の勉強をしましょう。

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