見出し画像

ギリ19歳が行く、インド一人旅🇮🇳(おまけ)

なぜインドに?の前に、、、

  どうしてインドに行ったのかを書く前に少しだけお付き合いください。

  いつも間にか"世界"に興味を持ち、世界のニュースに食いついて見ていた。テレビっ子だった。小学生の時には地球儀を誕生日プレゼントでお願いした。土曜の朝の番組、にじいろジーンのコーナーに海外の街が出てきていた。その時に地球儀を回し、国と都市名を探していた。

  2011年ごろにナオトインティライミを知った。なでしこジャパンがワールドカップ優勝した時、澤穂希さんがナオトインティライミの「Brave」を紹介していた。そこでティライミさんが歌を歌いながら世界を旅をしていることも知った。当時の自分は歌うことが好きで、旅をすることに興味を持っていた。だからナオトインティライミに憧れた。いつか自分も同じように歌いながら世界を旅をしたいと。そして、ライブにもたくさん行き、ライブ中のコーナーで直接話したこともあった。MCの時にする世界の話が楽しみだった。

  2012年、ロンドンオリンピックがあった。開会式に心打たれた。9歳の自分にとっても衝撃なものだった。競技も眠たい目をこすりながらたくさん見た。小4の自由研究でビッグベンとオリンピックを調べた。そして2013年、東京オリンピック招致が決まった。そこでオリンピックで通訳することが自分の将来の夢になった。教室の後ろにある自己紹介シートにもその夢を書いた。2016年のリオオリンピックの開閉会式も食いつくように見た。2020年、新型コロナウイルスにより、東京オリンピックが一年延期になった。そして、2021年の夏、パラリンピックの会場で警備のボランティアとして携わった。形を変えて夢が叶ったのだ。大学に入学してすぐの4月ごろ、大学で募集がかかったのですぐに応募した。この時ばかりはコロナが自分にとって良い方に作用した。延期していなければただの高校生だった。そして、そこでもたくさんの縁に恵まれた。

  小6、中学生の頃にはJICAの青年海外協力隊に興味を持った。テレビで「こんなところに日本人」を毎週欠かさず見ていた。そこで青年海外協力隊で野球や農業、その他の活動をしたい、社会貢献がしたいと思うようになった。

  そして今は、海外で働くことを視野に入れた日本語教師やその他の道を模索しながら毎日を過ごしている。そういえば、日曜18時からのTBS,MBS系の世界遺産もクレイジージャーニーもしっかり見ていた。

この旅を通して考えたこと。

  自分は主人公として生きていくよりも、脇役として生きる方が向いていると思った。もしなれるのならば、誰かの1番の脇役になりたいし、誰かを影で支えたい。何か物事や人は光り輝けば輝いているほど、それを支えている人も多く影の部分は濃い。今回は光る方に立ったので、次は支える番だと思っている。

  そして、自分が小さい頃から掲げていた将来の夢、世界を旅すること。今回、部分的ではあるが夢が叶った。これまでは夢を追いかけて、自分本位にほとんどのことをやってきた。どこかで迷惑をかけていたかもしれない。だから次は誰かの夢を支えたいし、できることは何でもやりたい。これからは自分も大切にしながら他人本位で生きたい。

  ガンジスにも入り、夢も叶えたことで1度目の人生の区切りだと捉えた。2度目の人生の区切りがどこかはわからないが、そこまでも一生懸命に毎日をゆるく生きていきたい。
  そして今回、親の援助は1円たりともなかった。あったとしても断っていた。初めて自分で大きな計画を立て、コツコツ貯めたバイト代で旅に出た。どこかほんとうの自立、独り立ちができたような気がした

  ぜひみんなにも海外に行ってほしい。海外行ってみたいけど、英語できんし、、、と思っていますか?大丈夫です、中学英語で何とかなります。もし、それを理由に一歩踏み出せていないのなら、勇気を出して飛行機のチケットを取ってみてください。1人じゃなくて良いんです、友達とで十分なんです。韓国でもアメリカでも行きたいところに。当たり前のことを当たり前に言いますが、自分の中にある世界が広くなります。あとは勇気だけです。

なぜインドに?

・バックパックで世界を旅するのが夢だった。
→上で書いたように夢の一つで、ナオトインティライミに憧れたから。

・自分がいける最大限の場所だった。
→ヨーロッパやアメリカに行けるほど財力は全くない上に、期間が2週間じゃ足りない。韓国やグアム、ハワイ、バリに行きたいってわけでもない。東南アジアよりも距離や感覚が遠そうな場所、つまりインドに行くこと決めた。

・本当に価値観が変わるのか確認したかった。
→昔から、教科書でしか見えていない世界や誰かから聞いた話、本当かどうかがわからない話は自分で確かめたかった。写真や動画で見ることはできても、道のりやそれまでの過程、全てを知りたい欲がある。
  そこで、インドといえばカレーやヨーガ、カースト制度、ターバン巻いている人、タージマハルが思いつき、価値観が変わる国やカオスな国とも一般的によく言われる。辛すぎて食べられなかったカレーも自分で味わえたし、世界遺産タージマハルも自分の目で見れた。恥ずかしながら、ガンジス川で価値観も変わったし(第5弾)、道路や店の衛生面、全てがカオスだった。それは自分の目で見て感じたことで、言葉や写真だけでは伝えきれない。だから、みんなもぜひ行って自分の目で確認してきてほしい。遅い早いはないので。自分はこの自分の目で見たい欲求が、今日や明日の活力になっている。

・いつも行く美容室の人の影響。
→インドに定期的に1人で行く女性の方で、よくエピソードを聞いていた。インドの情報も持ってるので、最悪困ったら聞けば良いという安心感があった。石鹸のおつかいも頼まれて、薬局を歩き回りました。インドの匂いがする石鹸でした。

・面白いエピソードトークになればと。
→関西人として、何かしらの使えそうなエピソードトークになればなと思った。この中で1番弱い理由。

総額はいくらに?

飛行機代(日印往復)
  108,466円
宿泊費
  14,000円(約8600ルピー)
交通費(飛行機・深夜バス・電車)
  34,000円
飲食費
  5,000円
お土産代
  15,000円
香港ディズニー入園
  12,467円
香港ディズニーお土産代
  14,464円
事前準備費(ビザ、その他)
  20,000円

合計
  約 22万4000円!!!

これからの目標、やりたいこと

・世界一周したい。
・日本一周したい。
・東南アジアの太平洋戦争の戦禍を見たい。
・マチュピチュ(ペルー)に行きたい。
・メキシコの死者の日に行きたい。
・ブラジルとカーボベルデのカーニバルを見たい。
・サグラダ・ファミリアに行きたい。
・スペインでガウディの建築を見たい。
・イタリアのパスタを食べたい
・アウシュビッツの強制収容所を自分の目で見たい。
・イスラエルのエルサレムに行きたい。
・カッパドキア(トルコ)で気球に乗りたい。
・アフリカ一周したい。
・オーロラを見に行きたい。
・木のボートに乗り湖から空にランタンをあげたい。
・サファリツアーに行きたい。
・ウクライナの復興支援がしたい。
・海洋プラスチックごみの現実を見たい。
・世界中の音楽に触れたい。

(日本編)
・富士山に登りたい。
・ウポポイに行きたい。
・讃岐うどんを死ぬほど食べたい。
・一ノ谷を駆け下りたい。
・伊勢神宮に行きたい。
・出雲大社に行きたい。

(インド編)
・南インドを味わいたい。
・インドの神様をある程度理解したい。
・インドのアイスを食べたい。
・ヒンディー語で会話したい。
・ドミトリーでもっと安く済ましたい。
・電車で安く済ませたい。

おまけエピソード

本編にも載せられんくらいの小話、しょうもないエピソードを最後にどうぞ!

【ずっと電話している】
  デリーで道案内してもらっている時も、誰かと電話してるし、バスの中でも電車の中でもずっと電話してる。ジャイプールのお土産さんでは、彼らの家族とビデオ通話させられた。電話、話すことが大好きな文化らしいです。時に怖いです、誘拐の相談してるかもしれないと思い込んじゃって。

【道路、交通の話】
  車通りの多い、片側2車線道路幅を自力で歩かなければならない。信号もないし、横断歩道もあってないようなもの。コツは地元の人の右斜め後ろにピッタリついて歩くこと。車が来る方の手を軽く上げて、目で牽制すること。最後の方は自分で渡れるようになったし、案外やってみたらできる。  
  人も車も多いし、クラクションも鳴らしっぱなしなのでうるさいです、騒音です。車検の概念はなさそうです。
  ジャイプールはヘルメットをかぶっているか警察が厳しく取り締まっていた。その他の街は秩序なく、当たり前のようにノーヘル。

【アグラで起きたこと】(第1弾)
  まず、1日ツアーしてくれたリキシャの運転手ラージから。自分に根掘り葉掘りプライベートなこと聞いてくるのに、ラージ自身のことは一切何も言わない。写真見せてよと言っても断られる。散々人に聞いてきてくるくせに。
  泊まったホテルにレストランがついていた。屋上と受付ロビー、同じお店が2つありどちらでも食べてよかった。屋上と下で値段を聞いたら200ルピー(約300円)の差があった。同じ料理で同じ店なのに何で?とロビーの人に聞いたら、大人数の大人たちが一斉に動いた。まさかの出来事に驚くしかなかった。
  そのレストランのスタッフに半ば無理やりにレストランのレビューを書かされた。嘘をついて良いことばかり言うのも癪なので、赤裸々にレビューした。

【ケムラージに怒られた話】(第二弾)
  ジャイプールで1日ガイドしてくれたでお馴染みのケムラージ。15歳の姉妹はBTSが好きだった。ケムラージに感謝の意味も込めて日本から何かプレゼントするよと言った。BTSのグッズが日本にもいっぱいあるから、買ってそれも送るね!と言ったら、不機嫌な顔になって、俺にはないの?って言ってきた。俺にもプレゼント贈ってよって強めに言われちゃった。気を利かせて、ケムラージ含め、ご家族への感謝の気持ちのプレゼントと思ってた。当たり前のことだとは思うんだけど、他のことでも利益のことしか考えてなくて、気持ちがすれ違ってしまった。
  ケムラージからインスタのフォローが飛んでいってるみたいなので、ブロック解除でも、放置でも何でもしちゃってください!

【ホーリーで会った少年たちの話】(第三弾)
  ホーリーで会った少年少女たち5人とインスタを交換した。したというよりも、スマホ取られてIDをうってたんやけど。自分たちはインスタ交換する時に自はIDで検索して探すこともあると思うんだけど、QRコードもそれなりに使うと思うんです。ここで会ったみんなはQRの存在を知らなかったっぽくて、初期設定の段階だった。そのことに少しびっくりした。文化の違いを感じた。QR文化ないんかな??
  それで、その子たちがたまにストーリーを載せるんだけど、8割9割誕生日おめでとうストーリーでして。律儀な子たちです、本当に。
  ある中学生くらいの年齢の男の子が、「俺は中国が嫌い」と言ってて。それは何で?って聞くと「コロナを広めたから」って言ってた。インドでも時間を奪われていた人たちが日本と同じようにいたってことに世界の広さと狭さを感じた。ここで中国ヘイトをする気は全くないし、あくまでも彼の個人的な感想だから、そういう人もおるんやなって軽い気持ちで受け止めてあげてください!
にしても、あの激辛ビリヤニは美味しかったな。

【道に迷ったら?】  
  道に迷ったら、青いペン持ったおじさんが近づいてくるのでその人たちは無視してください。(これはデリー限定、第一弾参照)1番良い方法は軍人さんに聞くこと。英語も通じるし、変な情報は教えてこんはず。銃も持ってるし、なんか安心感がある。あとは、若い子に聞くのも良い!ほとんどの子が英語できるし、同世代だから一生懸命考えてくれます。

【ホテルのチェックイン】
  どのホテル、宿でも体積が広辞苑サイズの本に名前とパスポートナンバー、住所、これから行く街、行った街等を書き込まないといけない。もちろん書くときは青ペンです。これにまあまあ時間取られます。次行くときはオンラインになってるんかな?

【客引きたちの日本の知識】
  客引きはコンニチハ、スミマセン、アブナイなどと気を引いてきます。彼らの日本語の知識はそれくらいです。よく俺は日本のこと知ってるぞと言ってきます。トウキョウ、オオサカ、ヒロシマ、ナガサキ、ナゴヤの順番で言ってきます。京都がなぜか知られてません。キョウトと言ってもピンと来ていないです。京都知らんのはあかんよね〜。ほんで、福岡は一度も聞いてません。日本の第3の都市を福岡と名古屋で争っていますが、名古屋の方が強いのかもしれません。

【客引きとたたかう時のコツ】
  百発百中でガールフレンドの有無を聞いてくる。また、兄弟構成も聞いてくる。少しでも隙を見せるとガールフレンドにサリーはどう?ネックレスはどう?と言われる。兄や妹にこれ買いなよと、勧めてくる。ガールフレンド有り、ガールフレンド無し、家族有り、家族無し、それぞれ試した。いちばんいいコンビネーションは家族無しのガールフレンド無し。その時点でコミュニケーションのやり取り、人間活動は崩壊する。

【水や飲み物】
  水は露店で買えるが基本的に常温。水くらいではぼったくりはないので気軽に買うべし。冷たい水は飲めないので、日本のありがたみがわかります。スプライトは炭酸が効いてて美味しい。味も違いはない。違いがあるとすれば、ほとんどが1リットルサイズ。

【iPhoneの話】
 
iPhoneはやはり狙われやすいらしい。ジャイプールのお土産屋さんでも、ホーリーの少年たちにもアドバイスを受けた。だから頻繁にスマホを出せなかった。
  日本のiPhoneの価格も聞かれた。もちろん円で言ってもわからないのでルピーに変換しなければいけない。
  iPhone13の場合、本体価格は約12万円
→72,000ルピーだと言っとけばOK!

【命の味噌汁】
  緊急用の日本食、いわば非常食がわりにドライフーズの味噌汁を持って行った。結果インド旅中に飲むことはなかったが、たくさん配り歩いた。ホーリーに参加した友達にも、ガイドのケムラージにも、バラナシで体調を崩して瀕死だった人にも、ボートに一緒に乗った子にもありったけの味噌汁を配った。まさか、その後に体調崩して味噌汁が飲みたくなるとは思わなかった。

【マリfaナの話】
  モラル的に世界中に公開できないので、機会があれば直接聞いてください!

 
本編67,377字、約2ヶ月半かけて書き終わりました。(おまけを入れると約74500字)
おまけまで余す事なく読んでくださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?