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891fjが設定を保持しない問題の備忘録

初めに

 今現在なんちゃって構成ではありますが部屋でciscoの891fjを一台、運用しています。その先でproxmoxが稼働しているエッジデバイスが存在している感じです。先日学生寮で計画停電がありまして、一度各機器を完全にシャットダウンしたんですが…おや、きちんとstartup-configに保存したことを確認した設定たちが残っていない…?ということになりました。今回はその原因と解決方法の備忘録になります。

発生状況

 今回の状況は起動時に設定が無くなっている…というわけではなくstartup-configに設定が残っているにも関わらず、読み込まれていなかった。

原因・解決方法

 「残ってるのに読まれてない」ことを手掛かりにパスワードリカバリで読み込むレジスタ切り替えたりしたよなと考え、調べてみると、どこを読み込むかはshow versionで確認できるとのこと。叩いてみると

show versionの一部

ほう、0x2142。お前はどういったレジスタなんだとさらに調べることに。
するとこんな記載が

Non-Volatile RAM(NVRAM; 不揮発性 RAM)の内容の無視(設定の無視)

https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/docs/routers/10000-series-routers/50421-config-register-use.html

ああこいつじゃんということでこいつを変更すべく設定。設定項目は上記引用元と同じなので省略。

Router>enable
Router#configure terminal
Router(config)#config-register 0x2102

入力後もう一度show versionしてみるとこんな変化が。無事切り替わりそう。

設定後再起動前

確認もできたのでreloadで再起動。
無事設定が読み込まれ、復旧することができました。
おそらく購入直後にパスワードリカバリを行った後にレジスタを戻し忘れたんでしょう。いい経験値でした。
後は学生寮特有の二重ルータがどうにか出来れば…あとはどちらもギガビットポートのルータを手に入れたい…
今後こういった記事も増やしていきたい所存です。え?Ze〇nか〇iitaに書けよって?あそこツヨツヨエンジニアいっぱいで怖いから無理。
それでは。

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