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チェンソーマン第二部考察 早川アキがソ連の人体実験で銃の武器人間として再登場する? -忘れ去られた戦争は銃の悪魔の争奪戦に形を変えて存在し、武器人間の製造も継続している?

ソ連がモルモットと呼ばれる子供達の体を実験に使っていた事実を岸辺が語っていた。岸辺曰く、最初は母親が子供を叱るときに持ち出す単なるおとぎ話と思われていたが、その人体実験を行う秘密の部屋の存在をアメリカのジャーナリストが突き止め、ある時期に話題になったらしい。ネットが普及していない時代なので、ソ連の人体実験が新聞で報道される前から銃の悪魔に関するいろんな文献を公安の岸辺も調査していたのかもしれない。ボム ( レゼ・爆弾の悪魔) を生み出したのもソ連であり、レゼはモルモットと呼ばれる子供達の内の一人だった。

軍の弾薬庫には秘密の部屋があって
その部屋は親のいない子供達でぎゅうぎゅうにあふれている

チェンソーマン コミックス 6巻より

ソ連が人体実験の実験台として、子供達を軍の弾薬庫の秘密の部屋に監禁していた事も岸辺が話していた。弾薬庫という事は、銃の弾や爆弾などがあった部屋だろうか。ボムのように、その弾薬庫に備蓄されていたものを使っていろんな子供で実験を繰り返し、完成品としてレゼの爆弾人間ができたのかも知れない。レゼがソ連の政府公認で活動しているのか、自力で実験部屋を脱出しただけなのかはよく分からないが。

そんなレゼは結局マキマに殺され、武器の悪魔を体に宿している武器人間の一人としてマキマと共にチェンソーマンやデンジと戦っていた。

銃の悪魔を用いたソ連の人体実験が今でも行われているのでは?

ソ連の人体実験施設が今も使われているのかも知れない。岸辺は新聞に一時期、ソ連の人体実験に使われた子供達の顔写真が公開されてから、もうそのモルモットというソ連の人体実験の話題は聞かなくなったと言っていた。が、ソ連がそれでもう人体実験をやらなくなったかどうかは分からない。レゼのようなモルモットという子供達を使った実験はもう行われてなくても同じ様な悪魔を使った人体実験を行っているのでは?

民衆の恐怖の対象が戦争から銃にシフトした?

ボム (レゼ) はもしかしたら第二次世界大戦で使われた爆弾を用いた人体実験で生み出されたのかもしれない。現在は、ソ連が弾薬庫や軍の施設に銃の悪魔や他の悪魔を隠し持っているのでは?アメリカの銃の悪魔がマキマに殺されたが、ソ連や中国はまだ銃の悪魔を持っている。ソ連などの大国が国際政治上の理由から他国への抑止力として昔は爆弾、今は銃の悪魔といった兵器を持とうとしてもおかしくはなさそう。国家同士の争いは今も昔も変わらないだろう。マキマによると、第二次世界大戦はこの世の人々から忘れ去られているのだという。13年前にアキの家族を奪った銃の悪魔の力が全盛期だった頃から、戦争や爆弾より、銃の恐怖が増幅し始めたので銃をソ連が軍事利用しようとしているのか?

かつて戦争がまだ盛んだった頃、兵器として爆弾を使って各国が戦っていた戦争。その戦争の恐怖が薄らいだ。その後、マキマ曰く戦争のような銃の悪魔の争奪戦が国家間で展開されるようになった。銃の悪魔への人々の恐怖感をあおるために国家が銃を生産していた。つまり時代と共に人々の恐怖の対象が爆弾から銃に移った。その後、銃の悪魔を奪い合うような形で戦争のような事が行われるようになった。昔戦争で使われた爆弾を用いてレゼを生み出したのなら、今では銃の悪魔を用いた人体実験をソ連が行っていてもおかしくない。いまだにソ連の人体実験が存在するのかも知れない。

ソ連が銃の悪魔やレゼのような武器人間、その他の悪魔を軍事利用している?

また、序盤に公安本部でマキマが政府高官の前で定例報告のような事を行っているシーンが描かれているが、そこで高官の一人が「米国の件でソ連はタカ派の声が大きくなっている」「悪魔を軍事利用しているという噂も聞く」(チェンソーマン コミックス1巻より引用) と言っている。銃の悪魔だけでなく、レゼのような武器人間も含めてソ連が悪魔を利用しているのかも知れない。そうなると、第一部でマキマの率いる公安対魔特異5課として出てきた武器人間のような存在が第二部で出てきてもおかしくない様な気がする。タカ派、というのが何となく二部の戦争の悪魔がヨタカである事とつながっていそうな感じもする。つまりタカ派というのは軍事政権の事だろうか。

ソ連の銃の悪魔の分体がまだ残存している…第二部で銃の悪魔本体の再登場はないのでは?

また、デンジがパワーをコウモリから救った事件後、始末書を書いていたシーンで銃の悪魔を倒してほしいとマキマがデンジに言った事がかつてあった。銃の悪魔についてマキマが説明している時に描かれていた銃の悪魔の被害が大規模だった。それに比べ、アメリカの大統領がマキマに差し向けた銃の悪魔による被害の規模が若干小さく描かれていた印象。なのでマキマが13年前に姿を現したと言っていた銃の悪魔がソ連のものだったと思われる。なぜかというと、ソ連のほうが銃の悪魔の分体をアメリカや中国より多く持っていた事をマキマが明かしていた。銃の悪魔がすでに拘束され、残りの分体を各国が奪い合っている事をアキやデンジにマキマが伝えた時に、ソ連の所持割合が一番高かった。だから13年前の銃の悪魔による被害が甚大だった。


第一部でだいぶ銃の悪魔の話を後半まで引っ張っていた印象なので、第二部でまた銃の悪魔が出てくるかはちょっと微妙な線。第一部で十分な印象。二部まで持ってきたら既視感があって少しマンネリ化になりそう。

アキが銃の悪魔を心臓に宿した武器人間として復活?

銃の悪魔が今後またストーリーに出現するかも知れない。やっぱり、そうなるとアキが武器人間として再登場するのでは?一度アキはデンジに殺されたので、その死体を誰かが回収していれば、心臓に銃の悪魔を埋め込めば、武器人間になる。例えば、デンジがアキを殺した後、実はマキマがアキの死体を回収していたとか。何のためかというと、銃の悪魔の力を狙うソ連にアキの死体を奪われない為に。

その根拠としてかつてマキマが銃の悪魔の仲間(銃の密売人) として沢渡を仕立て上げた。それはもしかすると、銃の悪魔を弱体化するために沢渡をマキマ支配して利用していたのかも知れない。蛇は下等生物なのでマキマが支配できたのでは。そうなると、ソ連の銃の悪魔の力を肥大化させないために、銃の魔人であるアキの死後も、死体をマキマが用意周到に管理していたかもしれない。

マキマ死後、アキの銃の魔人の体を日本からソ連が奪った?

公安が銃の魔人の体を所持していたが、マキマが死んで、支配が解かれた銃の魔人の体はどこへ行ったのか。クァンシについても、武器人間化していたのでその体はマキマ死後はどこにあるのか。ソ連が狙っているのかも知れない。中国はソ連からうまくクァンシを隠すかもしれないが、日本はマキマ曰く諜報員が世界で一番多いので、銃の魔人の体をソ連が奪いに来て、ソ連に持ち帰ったかも知れない。レゼの死体もソ連が回収したのかもしれない。

個人的にアキがサブ主人公化してほしい

また、第一部でサムライソードに敗北してバディの姫野を失ったアキを指導に来た黒瀬がアキは"漫画ん主人公みたい " と揶揄していた。

正直アキくん見てるとムカつくんですわ
弱いくせに漫画ん主人公みたいな目標掲げて痛くてサムイボ立つわ

アキが本気で銃の悪魔を殺すつもりだったので、先輩として黒瀬なりに辛口のアドバイスだったのだろう。その黒瀬のアドバイスがあってもなお、事実アキはちょいちょい漫画の主人公気取りな感じがする。その主人公ごっこぶりを、またアキが第二部で披露してくれないだろうか?デンジと戦ってまた負ける、みたいな。デンジに負けずとも劣らぬ主人公顔でアキが銃人間としてまた出てこないだろうか。

おまけ 早川アキ語録

家族を殺した奴も…バディを殺した奴もまだ生きてるなのになんでやめれるんですか…?

チェンソーマン第4巻より

生きてる奴はみんな根っこに信念があるヤツだけだ
お前以外全員本気なんだよ

チェンソーマン第1巻より

毎年墓行くとヤな事ばっか思い出すから憂鬱だったんだ
でも今回はお前等がうるさくて浸る暇もなかったよ

チェンソーマン第9巻より


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