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チェンソーマン第二部考察 飢餓の悪魔(キガちゃん) Part III - 飢餓、戦争は支配の悪魔 (ナユタ)とも三位一体の関係? 死の悪魔との関係は

飢餓は戦争を今後どうやって駒にするのか…?戦争は強くなるのか

ここまでは飢餓の悪魔 (キガちゃん) は永遠の悪魔や落下の悪魔を使って、物理的に飢えさせることでヨル ( 戦 争 の 悪 魔 ) を駒にしようとしていた。どちらも 悪 魔 の中に閉じ込めて飢えさせる作戦。さすがに ワンパターン なので、展開的にも キガちゃん 的にも 三度 同じパターン はなさそう。

展開予想 その1: 世界のどこかで起きた飢饉が飢餓や戦争の恐怖を強める事でキガちゃんやヨルが強くなってくる展開?

一般的に事の起こる順として、飢餓→戦争(紛争) 、戦争 (紛争) →飢餓という流れがある。なので、もしかしたら キガと ヨ ル は お互いを強め合う様な 関 係 なのかも?なので例えば、これからどこかの国で飢饉が起きて飢餓と戦争の力が強くなってくる様な 大きな 展 開 に なる のかも?漫画の時代背景てきに1990年代に北朝鮮で大規模な飢饉が発生したみたいだし、そういう大きな事件が関わってくる可能性はある。第一部の銃の悪魔も戦争やテロで銃の恐怖が増した結果生まれた悪魔。そういう展開が一つ考えられる。


飢餓の悪魔=資本家、支配の悪魔=国家権力の暗喩?

飢饉や飢餓が発生するのは、経済力が低かったり生産者が減っていく事とか、そもそも他の裕福な国に搾取されているとかの要因があるはず。

つまり資本家の動向によって飢饉や飢餓が起こる。そう考えると、飢餓の悪魔を資本家のような存在の暗喩にも思える。

また、マルクス主義では、資本家など経済的な階級の上位に立つ層が、労働者階級からの搾取を維持するために国家権力を掌握し、支配階級に立つという考え方が基本となっている。(例えばGAFAとかは一国家に匹敵するほどの影響力を及ぼす巨大な規模を誇る企業とよくいわれる)

資本主義社会では、生産手段を所有しているのは資本家階級であり、資本家階級が労働者階級を搾取する制度を維持するために国家権力を掌握し、支配階級になるというのがマルクス主義の基本的な考えである。

https://kotobank.jp/word/%E6%94%AF%E9%85%8D%E9%9A%8E%E7%B4%9A-522778 より

マルクス主義の考え方になぞらえると、資本家 (=キガの暗喩 ) が国家権力 (=ナユタの暗喩 ) を掌握し、「支配」階級に立つ。

こう考えると、飢餓はナユタの持つ支配の力を利用するべく画策していく流れなのかも知れない。


戦争から利益を得る組織は別名「死の商人」

戦争が長引けば長引くほど、軍需産業は儲かるので俗に戦争から利益を得る組織は「死の商人」と呼ばれる。例えば ロシアのウクライナへの侵略も一方で武器供与している欧米 が 軍需産業で 儲かっているとも見ることができる。日本でも朝鮮戦争のときの 特需景気がその一例。

展開予想 その2: ヨルが武器によって死をもたらす力を渇望し、死の悪魔の能力を利用?その「飢え」でキガちゃんがヨルを駒にする

なので ヨル を今後、飢餓 が 死の悪魔を利用して 強化するのか?飢餓が他者を 駒にする 条件が 単に「食料への飢え」だけでなく、「欲求不満」のような事も条件になるのかも。現実世界で戦争が人々に死をもたらす「死の商人」であり、軍需で生まれた儲けが資本家を富への欲望に掻き立てるように、武器化の力によって人々に "死" をもたらす事をヨルは渇望していて、その渇きを利用して飢餓がヨルを自分の駒にするのかもしれない。例えば、弱体化しているヨルが死の悪魔に固執してその力を求める(死をもたらす力に飢える) ようにキガが仕向けるとか。

そして死の商人の儲けは資本家、つまり上記のマルクス主義の例になぞらえれば、資本家を暗喩しているキガの利益になる。そして、これも同じ例を用いればキガ ( 資本家の 暗喩) が 実質 的に 支配者 ( ナユタ = 国家権力の暗喩) の 権力を掌握することになる。


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