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チェンソーマン第二部 前回(2023/8/9)の連載の感想 その2 飢餓はアンチと信者の対立の悪化・黒チェンソーマンの復活を企てている?

飢餓の目的は戦争の悪魔を強化すること。そのためにアサを信者にし、アンチを煽る。信者とアンチの対立が世界規模くらいまで激化して戦争みたいになっていく。さらに、飢餓は黒チェンソーマンを復活させたいのかもしれない。

ヨル(戦争の悪魔)

アサの「褒められたいから(信者デビハン) やってるわけじゃない」に続くセリフ。ヨルが「これはチェンソーマンを殺すためにやってるんだ」と言っている。アサは「これはチェンソーマンを助けるために…」と言っている。このコマの描き方からして、これは飢餓にハメられたのではないだろうか?

飢餓はアサ宅で冷蔵庫を開けながら、ヨルに「黒チェンソーマンを倒すためには、赤いチェンソーマンを普通の人間に戻す必要がある」と言っていた。だから信者になってチェンソーマンのかわりにアサが戦ってくれと飢餓は言った。

飢餓はなぜ黒チェンソーマン化にはデンジの「普通の生活」が必要だと言ったのか

これは飢餓のブラフかもしれない。むしろデンジにとっては、赤チェンソーマンにならないことはもはや「普通」ではないことを、飢餓は知っているかも知れない。デンジが「もっと高い所にある天国を夢見ちまってる」と言っていたのは、モテるために赤チェンソーマンになっていた生活のことを天国と言っている。そしてポチタとの契約がまだ破れていない、つまり落下編でアサが「助けてチェンソーマン」と叫んでもポチタ黒チェンが出てこなかったことから、赤チェンソーマンになっていた生活もポチタ的には「普通」の生活という判定だということだ。したがってそのチェンソーマン化を抑えさせようとしている飢餓は、デンジを「普通」じゃない状態にさせたがっている。そうなると、黒チェンソーマンになる可能性がある。

なぜヨルにその逆、つまり普通の人間の生活が、デンジにとって「普通」なのだと飢餓が言っているのか?

それは、アサとヨルの脳が共有されているからではないだろうか。飢餓がヨルに伝えたことはアサにも伝わる。アサに対しては、赤チェンソーマンを助けたいと思わせないと信者になってくれない。だから、アサには赤チェンマンが「普通の人間に戻りたがっているから戻す」といっておき、アサにチェンソーマンを助けていると思わせることができる。


吉田ヒロフミ

黒チェンソーマンの厄介ファンであってほしい…ほしいな?

ただのボーイズラブじゃなく、さらに悪魔としてのボーイズラブ。クァンシが魔人とレズ5Pしてたんだから、吉田ヒロフミだって同じようなパターン有り得そう。

筆者はBL厨ではないが、第一部のレゼ編でアキ天のバックハグは良かった。ただしイケメンに限る。まあ、姫野の話とか、銃の悪魔に目の前で家族殺されたこととか、アキ君のストーリーや、マキマに好きな人を奪われた天使の過去とかが相まっての感情だとは思うが。

冗談はさておき、吉田はチェンソーマン厄介ファンなんじゃないか?この記事と同じ第138話の感想記事で書いたが、三船のデンジへの感じは黒チェンソーマンにマジ惚れしてるってことなんじゃ?ただ単に年上公安デビハンとして元有能公安デビハンのデンジの赤チェンソーマンとしての功績を評価しててカッコいいとか言ってるようには思えないのだが。。

三船への吉田チョップ

三船が黒チェンファンなら吉田も?と思う理由。これは吉田が、デンジにカッコいいだのなんだの吹っかけている三船にチョップして「自分の仕事しなさい」っていってるから。黒チェンソーマンへの私的な感情は仕事に持ち込むなってことなんじゃ…?

吉田が黒チェンファンじゃないなら、チョップしないだろう。例えば、マキマが黒チェンファンだ、と知った岸辺がマキマにチョップしないだろう。なぜなら岸辺はマキマと仲間ではないからだ。同じ理屈で行けば、吉田は三船の仲間。つまり三船が黒チェンファンなら吉田も…ということは考えられる。

あるいは、三船は一部の頃のデンジ君=赤チェンソーマンに憧れて公安に入ったのかも知れない。吉田も三船のことを「デンジ君の後輩」と言っていたし。護衛を任されて、つい憧れのデンジ先輩を前に下心が…ってパターン。だから吉田がチョップしたと。

君を好きだから

黒チェンソー説でいくなら、吉田がデンジ(黒チェンソーマン)に愛の告白を…?という感じだったのも気になる。チェンソーマンになったらナユタを殺すよって忠告したあのカフェでの「君を好きだから」。水族館で「食べてくれないかな死の悪魔」ってのも、死ぬの怖いよー、チェンソーマン様助けてぇだったりして。

あるいは吉田の方も赤チェンソーマンのファン説。一部での護衛も憧れのデンジを守る任務を嬉々としてやってたとか、か。

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