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チェンソーマン第二部 前回の連載 (2024年7月24日)の感想 黒チェンソーマンが耳を消した…公安対策?何がしたかった?


黒チェンソーマンが耳を食べた

黒チェンソーマンが耳の悪魔を食べたことで、耳が世界中の耳を持つ生き物から消えたのは、人間にとっては人々が対話(コミュニケーション)できない、つまり、社会にディスコミュニケーションが生まれるということなのではないか。

サムライソードが「チェンソーマンは(どこに行った)⁉︎」とヨルにきいたあと、ヨルが「何かが消えた」と言っても「あ⁉︎なんだって⁉︎」と返していてヨルの声はサムソには聞こえていないようだった。コミュニケーションがとれていない。

公安はデビルハンターの間で人と人とのコミュニケーションは絶対に必要だ。チームプレイで悪魔を倒すなら、意思の疎通が必要だから。

でも、コミュニケーションがなくても戦える人がいる。それは、悪魔討伐スキルが異様に高い人。公安にいるクァンシ、公安にいた岸辺など。単体でも強い人は、コミュニケーションがなくても一人で戦える。

コミュニケーションが外部と取れなくても問題ない人がもう一人いる。三鷹アサ。ヨルは脳内でアサに話しかけることができる。アサもヨルに脳内で話しかけることができる。耳がなくても、アサとヨルのコンビは強い。

キガは、それを見越して、黒チェンソーマンに耳を食べさせたのかもしれない。公安を総崩れにして、戦争の悪魔の強さを損なわない方法。それが耳という概念を黒チェンソーマンの力で消すことだったのかもしれない。

そうするとキガは黒チェンソーマンを使役していることになる。意図的にキガがチェンソーマンに耳の悪魔を食べさせたのだとしたら。キガがデンジを悪魔収容センターから奪取し、そのデンジが空腹になっていたから使役できたのかもしれない。根源的な恐怖を持つ悪魔である落下の悪魔をキガは使役していたので、もしかしたら黒チェンソーマンを使役することができるのかもしれない。あるいは、チェンソーマンが耳の悪魔を最初に狙うことをキガが元々知っていたので、それを利用しているのかもしれない。

また、前々回くらいにアサが「食べれるものないから外で待ってていい…?」とキガに聞いた時も、キガは口に寿司を頬張っていたからしゃべってもアサに伝わっていなかった。これもディスコミュニケーション。それが前回の耳がなくなる展開を暗に示唆していた(伏線)のかもしれない。

その他どうでもいいこと「マキマは耳がいい」

落下の悪魔編の最後に、キガがナユタにピザとかが食べれなくなるからノストラダムス阻止に協力して、と頼んだのに対して、ナユタが学業優先を理由に断っていた。この時に支配の悪魔であるナユタがキガに協力しなかったから、ナユタは殺されたのかもしれない。それと前回に耳の悪魔が食べられたことをあわせて考えると、ナユタはマキマのように小動物を支配していて、その耳を通して盗聴できたのかもしれない。キガは、そんなナユタ殺すのに失敗した時の保険として、チェンソーマンの力でついでに耳の悪魔を殺す計画を立てたのかもしれない。元マキマの犬やニャーコを通してナユタが情報収集をしていたとしてもおかしくはない。ナユタは寝ているデンジからマキマに関する記憶を覗き見していたくらいだし。だからキガはバルエムに、タツキコーポを犬猫もろとも焼き落とさせたのかもしれない。キガはナユタを警戒していなかったとしても、一部の最後でナユタとしてこの世に転生する前に、マキマ時代の支配の悪魔をキガは知っていた可能性はある。支配の悪魔(マキマ)が耳が良いことを知っていたかもしれない。マキマに限ったはなしだけでなく、支配の悪魔は小動物を支配することで盗聴をする素行の悪さをキガは危惧していたのかもしれない。


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