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チェンソーマン キャラクター妄想インタビュー・マキマさん 〜『 "生姜焼き"・ " 糞映画" について伺いたいのですが...』

だるめし(筆者) マキマさん、今日はよろしくお願いします。

マキマ よろしくお願いします。

だるめし さっそくですが、まず自己紹介の方をお願いできますか?

マキマ はい。内閣官房長官直属の公安デビルハンターのマキマです。元、と言った方がいいかな。

だるめし ありがとうございます。第一部の中盤でマキマさんの正体は実は支配の悪魔だと言う事が明らかになりますが、公安での華麗なキャリアを辿るに、相当数の読者ファンもいらっしゃると思います。

最終的にデンジ君に食べられてしまうという誰も予想しない結果になり、今でも衝撃的ですが、そのあたりマキマさんご自身はどうでしょうか。

マキマ デンジ君にチェンソーで斬られた時は、私が大切にしていた飼い犬が急に私に噛み付いてきた感覚でした。自分が飼い犬の餌にされるなんて思ってもみませんでしたね。

だるめし マキマさんにとって気になる存在というのは犬のようにマキマさんを慕い、従順な人ですか。

マキマ うーん… そうだなぁ
最初に目をつける基準みたいな事としては、従順そうな子かどうか、っていうのはありますけど。

だるめし 例えばアキ君とか?

マキマ 早川君の場合、公安で誰よりも、銃の悪魔に復讐心を燃やしている子がいるっていう話を人づてに元々聞いていました。それで会ってみて簡単に辞めそうになかったし仕事もそつがない。デンジ君を拾ってからは、早川君の真面目なところもお兄ちゃん役として適役だなと。

だるめし アキ君が最後に「何でマキマさんのこと好きなんだっけ」って忘れてるシーンがあります。切り込んだ質問になりますが、やはりアレは支配の力を駆使していたんでしょうか。

マキマ これは答えるのを控えさせてもらっていいですか?
私にもプライバシーはあると思っているので。

だるめし 失礼しました。
デンジの場合、素で好きになってる感じもしますが。

マキマ それはデンジ君でないと実際の事は分からないと思いますけど、そうかもしれませんね。

だるめし しょうもない質問ですけど、デンジ君はどうやって最後マキマさんの髪の毛食ったと思います?

マキマ うーん…パスタ?

デンジとの映画デートについて

だるめし これは読者の中でも謎シーンとして見られていそうですが…まずデートに誘った動機というか目的は何だったんでしょうか。

マキマ これは飴と鞭の飴。って言えば伝わるかな

だるめし 飴。

マキマ 飼い犬におやつを与えて躾をするのと同じです。逃げ出してしまわないようにね。

だるめし なるほど。あの時は徐々にデンジが岸辺隊長にしごかれて力を付け始めていた時期とも重なります。パワーと一緒に悪魔として単独行動に走らないとも限りませんよね。

マキマ 忠実な飼い犬でないと困りますから。

だるめし なぜデンジ君とのデートが「映画」だったんでしょうか。

マキマ これは本当に趣味です。

だるめし デンジ君の分析ではマキマさんは一人ひとりの顔を覚えておらず、気になる人の匂いしか覚えていない。視覚情報をさほど活用しているわけではなさそうですが、映画は見る事ができるのですか。

マキマ それは秘密。

だるめし デンジ君との直接対決で「面白くない映画はなくなった方がいいと思いますが」とおっしゃっていました。私個人はデンジ君は自分が面白くなくてもマキマさんと見た映画なら見てよかった、という思いだったのかと。その思いをマキマさんのこの一言でデンジくんは振り切ったように見えます。

マキマ あれはデンジ君に咄嗟に問われて思ったままを答えました。

とはいえ死にゆく意識の中でぼんやり考えてみた時に、デンジ君と私はやはり相容れなかったんだろうなぁと思いましたね。

だるめし 相容れなかった。

マキマ デンジ君がしてたポチタとの普通の生活の事もデンジ君は "糞映画 " と表現していたのかもなと。私はやはり映画である以上は素晴らしい映画を撮ってほしい。死や飢餓、戦争というこの世に無い方が幸せになれるものをチェンソーマンの力で消し去る。やや高尚な目標と思われても仕方のない事ですが、やっぱり私はそれを諦めきれなかった。でもデンジ君は違った。彼はポチタとの生活でも満足していたから。デンジ君は糞映画でも映画を好きな人と見る事じたい幸せに感じていたんじゃないでしょうか。

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