「silent」フジテレビ(全11回)見終わり〜

久しぶりにテレビのドラマ、最後まで見ました。最初は期待してなかったので、1回目見てないんですけど、You Tubeで偶然再会するシーン見て…。なんか目黒蓮くんの手話の演技にドキドキしちゃいまして。

シンプルで事件とか少ないドラマでした。良かったのは悪人がいないのと、ほんわかとした日常生活が描かれているところ。

新人の脚本家さんだそうで、今までのドラマにありがちなドタバタ、極端な事件、喧嘩すれ違いなんかがなくて、安心して見れました。みんなちゃんと話し合って、(言葉とか伝えるとかそういうのが主題だったのかも?)すっきりして。弟も妹も父も母もみんなそれぞれの思いが表れていました。

風間くんの抑えた演技いいですねー。もう金八の頃(あれはあれですごかったけど)とかジャニーズだとか考えさせない、すごい俳優さんです。

全然ちがう話で恐縮ですが、You Tubeの「デフサポチャンネル」っていうのを、結構前から見てまして、出ているユカコさんって言う方が、生まれつきの難聴なんです。でも読唇(唇の動きを読む)でほぼ普通の人と変わらないくらい聞ける(読める)し話すのも話せるのです。

そして、話す練習を親友の人とやったりする動画もあるんだけど、友達がズバズバ指摘してそれを舌の動きとか直していくんですよ。

想君(目黒蓮)は途中まで聞こえていた人だから、声をだして話すのはそんなに難しくないだろなーと思いながら見てましたけど、中途失聴者の方が元々聞こえない人よりも悩みは深いかも?ってユカコさんおっしゃってました。

元々聞こえないユカコさんみたいな人は「声が聞きたい」とか「音楽が聞きたい」とか思わないんですって。もちろん色々な人がいるわけなんですけど。

あと、ユカコさんは手話がそんなにできなくて、読唇で不自由なかったからでしょうけど、聴覚障害といっても状況もコミュニケーションの方法も様々で、勝手にあの人は聞こえないからこうだ、と決めつけないでと動画で話してました。

こういうドラマとかがブームになると、一過性でイキナリ優しくなる人とか、手話で話しかけて来る人がいるらしく、でも関心持ってもらえるのは間口としていいことだと。あと、今は人工内耳とか補聴器の技術とかがすごく進化してるので、想くんはなぜ人工内耳しないのかなーとチラッと思ったんですって。でもそれも人それぞれだし、ドラマですしね。

とりあえず、いいドラマでした。この脚本家の方のこれからの作品に期待します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?